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文字数 322文字

「ケイコちゃんは、どうするが?」

「ワタシは、G中に行こうと思いよう」

「あっそうながや、じゃあボクといっしょやね」

 とコウタロウが得意そうな顔でいう。

「ユウコちゃんは、どうなが?」

「ワタシは、まだどうするか決めちょらん」

 あんまり頭の良くないユウコは、ちょっと嫌そうな顔でそういった。

 コウタロウは空気が読めない。そのため、自分の興味のあることだけを、次々に話していく。

「あのよ、今ボク、ローリング・ストーンズ聴きようがやけんど、みんなしっちょう?」

 みんなが黙って首を振ると、そこからローリング・ストーンズの話をえんえんと得意になってする。

 オレは聞きながら、うんざりしていたが、ユウコは興味ある振りをして、うんうんとうなずきながら聞いていた。

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