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文字数 347文字

 そんなこんなでオレたちは、練習を放課後おこなうことにした。

 駅伝大会のメインはあくまでも一般の部で、小学生の部はにぎやかしにすぎないから、先生も子どもたちに任せて、練習を見にこない。

 グラウンドは一つしかないので、六年生も同じトラックで練習をする。

 駅伝は、一人が千五百メートルを走るので、みんなで二百メートルあるトラックを七周した。

 タッチンが先頭を走ってみんなを引っぱる。

 オレは最初っから飛ばすタッチンの後を、必死に追いかけて走ったが、コウタロウはそのペースについていけない。

「ちょっと、最初っから飛ばしすぎやない!」

 とユウコが後ろから叫ぶ。

 ユウコとガチャコはさすがに男子のペースにはついていけない。

 コウタロウとユウコとガチャコは、三人が並走しながら、タッチンとオレについてくる。

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