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文字数 427文字
いよいよスタートが近付いた。
オレはしょぼい大会だとなめている割には、けっこう緊張していた。いざとなると、すぐに緊張するタイプなのだ。
オレは最初に走るランナーで、勝負は決まると思っていた。というのも、オレがトップでタスキをガチャコに渡せば、負けず嫌いのガチャコは抜かれたくないから、必死に走る。
で、そのままトップでコウタロウにタスキがつながると、コウタロウにもいい意味でのプレッシャーがかかり、思わぬ走りをするとよんでいた。後はその流れのまま、ユウコ、タッチンが逃げ切って優勝する。
逆にオレが二番で帰ってくると、何となくずるずる離されてしまい、元々そんなにやる気のないコウタロウが手を抜いて走り、更にトップから離されてしまいそうな気がする。
そうならないためにも、オレにすべてがかかっていると思うと、よけいプレッシャーがかかる。
スタートラインに六人が立った。
六年のチームはアキラだ。オレはアキラが嫌いだからアキラには絶対負けたくないと思った。
オレはしょぼい大会だとなめている割には、けっこう緊張していた。いざとなると、すぐに緊張するタイプなのだ。
オレは最初に走るランナーで、勝負は決まると思っていた。というのも、オレがトップでタスキをガチャコに渡せば、負けず嫌いのガチャコは抜かれたくないから、必死に走る。
で、そのままトップでコウタロウにタスキがつながると、コウタロウにもいい意味でのプレッシャーがかかり、思わぬ走りをするとよんでいた。後はその流れのまま、ユウコ、タッチンが逃げ切って優勝する。
逆にオレが二番で帰ってくると、何となくずるずる離されてしまい、元々そんなにやる気のないコウタロウが手を抜いて走り、更にトップから離されてしまいそうな気がする。
そうならないためにも、オレにすべてがかかっていると思うと、よけいプレッシャーがかかる。
スタートラインに六人が立った。
六年のチームはアキラだ。オレはアキラが嫌いだからアキラには絶対負けたくないと思った。
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