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文字数 319文字
「オレ、家で母ちゃんから聞いたがやけんど、この大会で優勝したら、三万円分の図書券もらえるらしいぞ!」
とタッチンがいった。
「エッ、それって一人三万ってこと?」
ユウコがうれしそうに聞く。
「そんなわけないろうが、チームに三万よや、けんど五人で割っても六千やろ、オレそれで『巨人の星』のコミック本買いたいけん、みんな、優勝しようぜ。やけん、もっと気合い入れて走れや!」
と興奮気味にいった。
タッチンは、キンカイ探しのときもそうだったが、金のことになると目の色を変えるのだ。
「オー、それやったらオレも前から『巨人の星』のコミック本買いたかったけん、ちょうどええ、絶対に優勝しようぜ!」
タッチンに負けず、オレも金のことになると目の色を変える。
とタッチンがいった。
「エッ、それって一人三万ってこと?」
ユウコがうれしそうに聞く。
「そんなわけないろうが、チームに三万よや、けんど五人で割っても六千やろ、オレそれで『巨人の星』のコミック本買いたいけん、みんな、優勝しようぜ。やけん、もっと気合い入れて走れや!」
と興奮気味にいった。
タッチンは、キンカイ探しのときもそうだったが、金のことになると目の色を変えるのだ。
「オー、それやったらオレも前から『巨人の星』のコミック本買いたかったけん、ちょうどええ、絶対に優勝しようぜ!」
タッチンに負けず、オレも金のことになると目の色を変える。
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