2021/10『狐晴明九尾狩』

文字数 940文字

 前日から天気予報とにらっめっこさせられた日の観劇でした。台風直撃の日。幸い、赤坂サカスから赤坂ACTシアターまでのほんの少しの距離で、強風と雨の直撃をうけただけで、無事に見ることができました。でも、赤坂ACTシアター名物の垂れ幕の写真は撮れず、残念しごく。





 フルスペック新感線、と言いつつも一度に舞台上に登場するキャストの数を押さえているので、セミフルスペックな感じです。それでも、この人数の舞台を滞りなく幕を開けるために、キャスト、スタッフがどれだけ神経を使って努力しているかと思うと、観劇の喜びもひとしおでした。満席の赤坂ACTシアターが、幸せに満ちていました。何と言っても主演は中村倫也さん、それに向井理さんというイケメンの揃い踏みなので、生推しを推し仲間と見る興奮が、客席のあちこちから静かに伝わってきます。他人事ながら(最近、推しといってもゆるくて、そういう感じまで上がらないので)、こちらも楽しくなってくるんです。キャストには、他にも吉岡里帆さんをはじめ映像作品でおなじみの方たちや、もちろん新感線の劇団員の方たちも。

 舞台では、新感線らしい笑いと衣装や仕掛けの豪華さを堪能しつつ、ラストはちょっと胸熱でした。中村倫也さん、上手いと言われていますが、本当に上手い!ひょうひょうと演じながら、いつのまにか観客をお芝居の世界に引き込んでいます。向井理さんも、「風髑髏」以来でしたが、今回の方が舞台のお芝居になっていて、とても良かったです。千葉哲也さんの渋いおとぼけも、さすがです。

 6月24日(金)から、ゲキ×シネとして全国公開上映だそうです。スクリーンで見たら、さらにゴージャス感が増すのでは?


■作
中島かずき
■演出
いのうえひでのり

■出演
中村倫也 吉岡里帆 / 浅利陽介 竜星 涼 早乙女友貴 /
千葉哲也 高田聖子 粟根まこと / 向井 理
右近健一 河野まさと 逆木圭一郎 村木よし子 インディ高橋 山本カナコ
磯野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ 村木 仁 川原正嗣 武田浩二
藤家 剛 川島弘之 菊地雄人 あきつ来野良 藤田修平 北川裕貴 紀國谷亮輔 下島一成
鈴木智久 武市悠資 山﨑翔太 岩岡修輝 小板奈央美 後藤祐香 鈴木奈苗 森 加織

■赤坂ACTシアター
 


 



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