2023/1『壽 初春大歌舞伎 第一部』

文字数 972文字

劇場:歌舞伎座 

一、卯春歌舞伎草紙(うどしのはるかぶきぞうし)
  名古屋山三  猿之助
  出雲の阿国  七之助
  浪花の阿梅  門之助
  女歌舞伎阿壱 壱太郎
  同   阿鈴 男寅
  同   阿千 千之助
  同   阿玉 玉太郎
  同   阿京 笑也
  同   阿高 笑三郎
  若衆栄之丞  廣太郎
  同 福之丞  中村福之助
  同 月之丞  虎之介
  同 花之丞  鷹之資
  同 銀之丞  染五郎
  同 鶴之丞  鶴松
  坊主小兵衛  青虎
  村長寿右衛門 寿猿
  多門庄左衛門 猿弥
  佐渡嶋右源太 勘九郎
  佐渡嶋左源太 愛之助

河竹黙阿弥 作
二、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)
 浜松屋見世先の場
 稲瀬川勢揃いの場
  弁天小僧菊之助 愛之助
  南郷力丸    勘九郎
  忠信利平    猿之助
  赤星十三郎   七之助
  浜松屋伜宗之助 歌之助
  番頭与九郎   松之助
  鳶頭清次    又五郎
  浜松屋幸兵衛  東蔵
  日本駄右衛門  芝翫

 最初に出演者の多さをお伝えしたく、長々と書き連ねました。特に最初の舞踊演目「卯春歌舞伎草紙」は舞台上が密に感じる華やかさ。人気の若手が次々と登場してずらっと並ぶのですが、私ごときの歌舞伎鑑賞キャリアでは、多すぎて全員を把握できません。それにしても、明るく華やかな舞台でした。

 次の演目「弁天娘女男白浪」は、過去に二回見ているはず…。この演目は、台詞が有名な二つの場しか演じられないので、ストーリーではなく名調子を楽しむもののようです。ヒーロー物の名乗りの原点だそうで、そうか、戦隊シリーズかぁ、と納得。他にも「刀剣乱舞」のような舞台から、アイドルまで、エンタメ界では名乗り文化が現代にも浸透してますね。設定をよく知っていていると更に台詞も趣深く聞こえると思うのですが、筋書で予習したぐらいだとちょっと足りない。ヒーローの名乗りは、やはりキャーって感じで聞きたいですから(笑)

 ロビーの飾りつけもお正月らしく、着物姿の観客もいつもより多め、華やかな観劇初めでした。あっという間に終わってしまいましたが。正味一時間半の舞台だったので、文字通りあっという間。もちろん、長ければ良いというものではありませんが、チケット代一万六千円なので、物足りない気持ちにはなりました。せめて二時間!
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