2022/12『薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還』

文字数 1,081文字

 2022年二回目の新感線の舞台は、眼福、満腹、爆笑で大満足な舞台でした♪やはり、主演が天海祐希さんと古田新太さんというのは、鉄板です。それに加えて生瀬勝久さん、面白くないわけがない!オーラに満ち溢れた主演二人が入れ代わり立ち代わり、あるいは二人揃って登場となるので、他のキャストも自然と生き生きと輝いてくるようです。

 『薔薇とサムライ2』とあるように、2010年上演の『薔薇とサムライ』の続編ですが、前作とは別キャラで登場のキャストも多く、前作を見ていなくても、全く問題ない作品です。私も、ほとんど覚えていません(笑)歌の多い芝居、というよりほぼミュージカル?東銀座(新橋演舞場)なので日比谷ほど歌のレベルに厳しい目線はないと思いますが、新感線の劇団員は古田さんをはじめ歌うまですし、天海さんも元宝塚ですからたくさん歌われてました。

 大航海時代のヨーロッパの小国の女王になった元女海賊のアンナが天海祐希さん。天下の大泥棒と言いつつ神出鬼没の正義のヒーローの五右衛門を古田新太さん、凄腕料理人からアンヌの宰相になったが実は…なボルマンに生瀬勝久さん。まわりの国を征服しようとするやはり小国の女王マリアに高田聖子さん、と濃いキャラが中心。ストーリーは、他国を征服しようとするマリアとの闘いという、最近の情勢を思い出させるものです。ストーリーの骨格は単純なのですが、それに色々仕掛けがあって二転三転するし、歌も多いし、天海さんは次々と衣装替えするし、で長いお芝居ですがあっという間でした。
 途中で、宝塚にはまる感覚がわかる!というサービスシーンもあり、天海祐希堪能舞台でした。若手の客演4人も、違和感なく新感線の世界にはまっていました。

 難しいことを考えず、気持ちよい終わり方を楽しむお芝居も大好きだなぁ、と、やっぱり大判だったプログラム(A4でいいんだけど、毎回思うんです)を繰りながら帰り、地元で観劇後の乾杯とお食事を致しました。

作   : 中島かずき
作詞 : 森雪之丞
音楽 : 岡崎司
振付・ステージング : 川崎悦子
演出 : いのうえひでのり

出演  :古田 新太 天海 祐希 石田二コル 神尾 楓珠 
     高田 聖子 粟根まこと 森奈みはる 早乙女友貴 西垣  匠 
     生瀬 勝久
     
     右近健一 河野まさと 逆木圭一郎 村木よし子 インディ高橋
      山本カナコ 磯野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ
      村木 仁 川原正嗣 武田浩二 冠 徹弥 教祖イコマノリユキ 他

劇場  :新橋演舞場
    
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