2021/6『CLUB SEVEN ZERO Ⅲ』

文字数 760文字

 ミュージカル界でお仕事をされている方たちの歌と踊りは、ミュージカルラバーとはとても言えない私のような素人にも、心躍る楽しさを提供してくれます。
 今回の舞台も、劇場ごとに異なる感染症対策による入場のお約束(チケットの提示手順、検温の場所とタイミング等)にまごまごしながらも、なんとか着席。リピーターの方が多いと、流れを停滞させてしまったストレスを感じてしまいます。いやいや、仕方ない、仕方ない、これ以上ストレスを増幅させるな自分。「仕方ない」、これは、新型コロナのパンデミックが始まってからの私の呪文です。




 さて、ニュー・エンターテインメント・ショーと銘打たれた「CLUB SEVEN ZERO」の三作目。冒頭のダンスからすじなしコント、ミニミュージカル、色々盛沢山な最後が50音順メドレーで、これがすごい。どのシーンでも歌や踊りの見事さはわかるのですが、私はミュージカルラバーではないので、コントやミニミュージカルはストーリー的には物足りない気もしました。でも、50音順メドレーは圧巻です。歌うだけでもたいへんそうなのに、内容に合わせてコミカルな扮装で踊るというおまけが付いています。それを、スピーディーに、私から見たら完璧にこなす出演者の皆さまのパフォーマンス力に感嘆します。
 友人と一緒に見たのですが、休憩時間に劇場の外で少しばかり近況を語り合っただけで別れました。面白かったところを語り合って増幅できない哀しさから、いつになったらおさらばできるのか…。ついつい愚痴になってしまいます。何故なら、「CLUB SEVEN ZERO Ⅲ」は、お互い見ていないと語っても何も伝わらないと思うので…。

脚本・構成・演出・振付:玉野和紀
出演:玉野和紀
吉野圭吾、東山義久、西村直人、大山真志
妃海風、凰稀かなめ

劇場:シアタークリエ
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