その3 早乙女太一さん

文字数 889文字

 今、一番年齢の若い推しは?というと、新春早々、「トミー北沢」の名前で全国区になった早乙女太一さんです。朝ドラではトランペットを手に素敵な演奏姿を披露していましたが、刀を持たせたら、これはもう、素晴らしいとしか言いようがありません。

 出会いは、もう8年前になりますが、新感線の『蒼の乱』という舞台でした。シアターオーブの二階席中央(それでもS席)から遠い、遠い舞台を観ておりました。シアターオーブ、素敵な劇場ですが、大きくて縦長なので、あそこでS席は…。話がそれました。それでも、二階席は舞台全体がよく見えます。記憶が定かではないのですが、休憩前に戦闘シーンがあって、大人数の中で際立って美しく速い動きに見とれ、ずっと目で追ってしまいました。同行した友人も同様で、休憩時間に入ると、二人で「何なのあれ、めちゃくちゃかっこいい!」と盛り上がり、思わずちょっと高いシャンパーニュ(スパークリングワインだったかも)で乾杯した思い出があります。
 それ以来、また新感線に出ないかなぁ、と心待ちにしていました。何年かして、『髑髏城の七人 Season鳥』を豊洲のぐるぐる劇場で鑑賞。相手の森山未來さんも動きの美しい方なので、それはそれは華麗なシーンが見れました。無界屋蘭兵衛役は、色気のある役で早乙女太一さんにぴったりでした。この時は席が良すぎて、舞台が近すぎて、激しい動きが目で追いきれないという贅沢な状態でした。

 ここから、意識して早乙女太一さんの出演舞台をチェックしだしました。古田新太さんと共演した新感線の『けむりの軍団』も、殺陣を堪能できました。
 もちろん、アクション抜きのお芝居も見てみたいです。朝ドラ、良かったし。で、思いだしたのですが、月髑髏の前にシアターコクーンで見た『世界』という作品に、早乙女さんが出演していました。これはストレート舞台で、私は作品そのものに興味を持って観に行ったので、出演者の早乙女さんを意識して見ていたわけではないのですが、そこはかとなく感じる色気が印象に残っています。

 今は、色々TVドラマに出演されていますが、やはり、舞台で見たい俳優さんです。
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