第26話:甘太の孫達へのアドバイス2

文字数 1,141文字

「このアンテナ、正確な知識、勇気の3つが必要なのは、今も昔も変わらないと思うと言った」
「おじいちゃんの話を聞いてると,説得力があり、その気になると言い、すげーなーと言った」
「これに対して、お前も、男だ、1山あてろとハッパをかけた」
「もし、また、わからないことがあった、相談にのってくれると聞いた」

「そこで、もちろん可愛い孫の相談にはのってやると答えると期待してるよと言った」
「最後に、1つ、これだけはと言う事を話しておくので聞いて覚えていて欲しいと言った」

「何に対しても確固たる自分の考えを持て!」
「そうすれば、ウソ、悪意を持ったプロガンダ、宣伝にだまされないで済む」
「逆に言えば、人の言うことは、まず、疑ってかかれと言うことだ」
「そして、ウソか本当かを確かめてから、動いた方が、結局、間違いない」

「最近は、インターネットを通じて膨大な情報が流れてくる」
「その中の,多くの部分は、何か策略で,自分達の商品を売るための宣伝が多い」
「良いか、しっかりとした知識を持つ事が、騙されない唯一の方法だと力説した」
 良くわかった。確かに言われるようなことが多い世の中なのかも知れないと健一が言った。

 その話を聞いていた里子が、そんなに賢いのに高校、大学をめざさなかったのと不思議そうに聞くと、そんな時代じゃなかったし、俺の周りの環境では、親、兄弟を助けることが先決問題だった。それを聞いていた健一が、わかるような気がするなと言った。
「俺たちは、恵まれた境遇に生まれ育っているのかも知れないと窓の向こうの遠くの海を見つめた」

 また、いろいろ、教えて欲しいので,お願いしますと健一が深々と寛太の前で頭を深々と下げた。それを見て、よっしゃ、わかったと健一の肩をたたいた。その代わり一生懸命に勉強しろよと言った。それを見ていた、寛太の奥さんの恵さんが、健一は,本当に良い子に育ったわねと、しみじみと言った。

 そして甘太じいちゃんは、現在も、いっぱしの投資家だから何でも聞いて勉強しなさいと言った。その後、10時になり今日は橫浜駅まで歩いて行こうかと聞くと行きましょうと健一と里子が言った。そこで用意してエレベータで降りて国際大通りを左折して臨港パーク入り口の看板を左折した。とちのき通りを500m行くと日産本社が見える。日産本社を抜けると横浜駅は近い。

 はまみらウオークの大きな橋をわたると橫浜駅東口スカイビルには入れる。わー近いんだと里子が叫んだ。相鉄線に乗って海老名経由で40分で本厚木へ帰った。その後、年の瀬が近づき2009年を迎えた。2009年3月3日、朝、茂田さんから電話で旭硝子の気配値が417円、成り行き買い5万株の指示を受け、成行買いを入れ、2085万円買ずつ、合計6255万円買った。
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