第7話:橋本駅から近い土地、買収作戦2

文字数 1,211文字

 すると、さっきのおばさんが、確かに、以前、3回、不動産屋に、売りの相談をしたけれど、ここは難しい物件だと言った。多摩ニュータウンの方で忙しくて、こっちの難しい物件に構っていられないって感じだったと話してくれた。そして、茂田と安田が、甘太が以前世話になったことも加味して、頑張って5300万円で買い、橫浜のマンションの契約、ここの後の事も全部面倒みましょうと言い、私達に任せてくださいと言った。

 しかし、私達も慈善事業してるわけでは、ないので、今週中に決めて、契約して下さいと静かに言い、この話を、もし、他の業者に話したことがわかれば、話はなかった事しますので、口外しないようにして下さいとくぎを刺した。そして昼前、算盤塾を後にした。それから2日後の1983年2月16日契約しますと、茂田の事務所に電話が入り、3人で契約書を持って、その算盤塾に行くと、居間で6人が待っていた。

 そして、橫浜のマンションも見に行きたいと言うので、了解し、後日、2月19日、ハイエースで一緒に行きましょうと伝えた。そして契約書を見せてハンコをもらつことに成功した。橫浜は混んでますから、来週の火曜日の朝10時に、お伺いしますと答えて、完成した契約書をもらって帰って来た。そして、翌週の火曜日10時に、算盤塾に9人乗りのハイエースで訪問した。

 そして女性6人と茂田、安田、甘太の3人の合計9人で11時半に橫浜の中華街についた。そして昼食をおごりますからと言い一緒に中華料理の旨い店で食事をした。その後、賃貸マンションが良いと言われていたので捜してみると、海まで徒歩10分県内の物件が5件あり10万円前後で、50平米、2DK、2LDKだった。海と最寄り駅までバスで10分以内の物件では、3DK,3LDK60平米で10万円で見つかった。

 そこで、彼女たち6人で、海と最寄り駅までバスで10分以内の物件で同じ、3階の2部屋を借りることに決めた。そして、午後14時過ぎに橋本に帰った。その後、4月13日に彼女たちは、橫浜のマンションの契約を取り、今月中に引っ越すことにしたようだ。これで、3千万円の物件2つと525坪の算盤塾、5千万円で合計、1億1千万円を支払い、茂田グループの残金が1億9千万円となった。そして、甘太に4千万円投資しないかと言った。

一方、甘太の株の方は、1983年12月にNECを14000円で8000株を1840万円で売り残金が11000万円となった。

 成功したら、儲けの率をかけて、支払ってやると言った。わかりましたと言い、甘太は1983年の年末に茂田グループに4千万円振り込んで、残金が7000万円となった。そして、茂田グループの資金が2億3千万円となった。その後、1983年に7千万円,1984年に6千万円で土地を買い、茂田グループの資産が1億円となった。その後、1987年に京王線の延伸が正式に決まり、橋本の地価が上昇した。
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