第32話:アルハンブラ宮殿見学2

文字数 1,367文字

 ライオン宮の中でも最も有名なスポットが、この明るく開放的なライオンの中庭。ライオンの中庭の中央には、12頭のライオン像が水盤を支える噴水があり、全てのライオンの口から水が噴き出ていた。ライオンの中庭を取り囲む様に「アベンセラヘスの間」「諸王の間」「二姉妹の間」という三つの部屋があった。ライオンの中庭に面した柱廊には124本もの大理石柱が並ぶ柱がある。

 中庭の南側にあるアベンセラヘスの間は名門アベンセラヘス一族がボアブディル王の命により惨殺された伝説から名付けられた部屋。部屋の中央にある大理石の噴水に付いたシミは殺されたアベンセラヘス一族の血だという伝説も残ってる。アベンセラヘスの間の一番の見どころと言えば天井。星型の天井は「ムカルナス」と言われる鐘乳石をイメージした装飾でびっしりと覆われている。

 まるで巨大な蜂の巣のように見えた。二姉妹の間の奥にはリンダラハの望楼・バルコニーがあり、二連アーチの窓から緑豊かなリンダラハの中庭を望める。こちらの空間にも床から天井まで覆い尽くすように装飾が施されて、手の込んだ細工が多かった。そしてバルコニーの天井には色とりどりの美しいステンドグラスがはめ込まれてた。渡り廊下を下りると幾何学模様に整備されたリンダラハの中庭がある。

 中央には噴水が設置されており、大きな木と緑で心が癒やされた。その後、アルカサバ、ヘネラリフェと続いたが、実際に見ない光景を表現できないほどの手の込んだ細工や城の作り、庭の光景は、筆舌に尽くしがたいと言うか、1日で、全部を回るのは、非常に疲れた。ただ、これだけは言える死ぬまでに行けるなら、是非、行っておくべき場所であることは間違いない。

 今晩、フラメンコショーへ、お誘いがあったが、予想通り疲れてとても、それどころではなく、夕食をとって、シャワーを浴びたら、直ぐに、床について熟睡した。ナスル宮殿から自動的にパルタル庭園に出て、ナスル宮殿が終了したことにも気づかず庭園を歩いていた。現地で借りるオーディオガイドはスマートフォンで、画面で簡易的な地図も見れたので、それを見ながらヘネラリフェを目指す。

 庭園を抜けると、ヘネラリフェ側に行くつかの塔が建っており、そちらもオーディオガイドを聞きながら歩いていきます。庭園では写真を撮りつつ、塔の散歩道は急ぎめで歩いて、合わせて30分ほどでヘネラリフェの庭園入口にたどり着きました。アルハンブラ宮殿からは徒歩約20分です。ヘネラリフェは、14世紀、アルハンブラ宮殿ナスル朝の夏の別荘「離宮」として、隣接する太陽の丘に建てられた。

一見素朴な雰囲気ですが、建物の柱のアーチや壁面にはイスラム芸術の粋を凝らした超細密彫刻が施され、その美しさは圧巻です。庭園では、豊かな緑、涼やかな噴水、咲き乱れる花々に心身共に癒されますよ。ゆっくり散策するのがお勧めです。ヘネラリフェは、14世紀初頭のナスル朝時代、ムハンマド3世によって建築されたアルハンブラ宮殿の夏の別荘「離宮」です。

 チノス坂を挟み、太陽の丘と呼ばれる少し高台にあります。ヘネラリフェを入れば、美しく剪定された緑の木々の間を奥に進みます。涼やかに配された水路や噴水、所々で咲き乱れる花々に癒されますよ。所々ベンチもありますので、疲れたら少し休憩するのもいいですね。
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