第11話:シティバンクと沖縄旅行

文字数 1,310文字

 その後、茂田が甘太を呼んで、シティバンクを使って、為替取引をするつもりなので、一緒にやらないかと言われて、了解し、シティバンクをメインバンクにした。 そして甘太と茂田がシティバンクの勉強会に参加した時、為替の取引は、株をハイリスクハイリターンとすれば、為替はミドルリスク、ミドルリターンで海外でも富裕層に人気がある取引だと言い、その他、投資信託も、それに入ると話してくれた。その他、リートという不動産関連の投資の話も聞かせてもらった。しかし、その中でも、変動が比較的大きい、豪ドル円の投資をしようと考えた。

 その頃、姉夫婦が相模川近くの高台に宿屋が築37年となり、老朽化が激しく、建て直したいが、お金が足りないと話していた。そして鉄筋コンクリート3階建ての建物を建て直し、新しい設備に替えるのに3億円かかると話したので3億円全額を融資すると申し出ると大喜びしてくれた。これで甘太の資産は28000万円となった。その代わりホテルの利益の半分を継続的にもらう契約をした。

 そして、新しい鉄筋のあゆ、やまめ料理と、タケノコ料理、きのこ、山菜鍋、イノシシ鍋を出す、料理旅館として、再出発する事になろ2000年4月から工事に入り9月末に完成予定で新築工事が始まった。2001年となり、投資も一段落して子供達も社会人になったので、甘太は、奥さんの恵さんと、1月31日、寒い時期に沖縄に飛んで、那覇で2日過ごして、3日目に石垣島に飛んだ。そして、更に、日本最南端の島、波照間島にフェリーで渡った。民宿に泊まり、夜、空を見上げると、数え切れない、キラキラ光る星の大群に目を見張った。

 日頃、忙しく、動き回っていて、空を見る事がなかったが、こんなに素晴らしい星があるのだと、今さらながらに、驚いた。聞く所の夜と、日本で一番、星がきれいに見える場所だと、民宿のおばさんが教えてくれた。その他にも沖縄でも一番美しいと言われている、西浜ビーチの白い砂と青い海、思わず、カメラで多くの写真を撮った。それから、日本最南端の石碑も見学してきた。しかし、冬のフェリーの揺れは激しく、これには参った。

 竹富島は、牛車でゆっくり、島巡りした。皆治浜「カイジ浜」は、星砂の浜とも言われ、砂浜で砂をすくうと星の砂を見つけることができる。しかし、星の砂は砂ではなく、有孔虫の殻が砂浜に打ち上げられたもの。見た目が星のようで、幸せを招くとも言われている。西表島のジャン来る探検ツアーも誘われたが、行く気になれず、断念した。石垣島では、ホテルの近くの海岸で、夜に双眼鏡を貸してもらい星空を見たが、多くの星が実にきれいに見えた。

 それに、川平湾、ここの海はエメラルドブルーで、船体の底がガラス張りになっているグラスボートで湾内を周遊した。そして、石垣牛のステーキ、八重山そばも美味しかった。また世界に誇れるアオサンゴの大群生地、白保海岸。世界最大規模のサンゴ礁が広がり、また世界的に貴重価値のある「アオサンゴ」の大群生地としても注目されているようだ。そして3日間楽しんで、再び那覇に戻るり、羽田空港に帰って来て、電車を乗り継いで、橋本に到着した。
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