閑話54「続々・独身飯」なのぢゃ!

文字数 886文字

【閑話54】

 昨夜は閑話執筆もそこそこに、帰宅早々にして「チューブ豆腐&特製タレ冷奴」を食した儂であったのぢゃが、食しながらハッと気づいたことがあったのぢゃ!

 いやいや年は取りたくないものですのう、儂の冷奴に欠かせない肝心な調味料を、すっかり書き忘れておったのですわい。
 まさに画竜点睛を欠いてしまいましたわい。

 よく冷えたチューブ豆腐に特製タレをかけたあとにですな、「きざみ青じそ」をちゅ~っと絞るのを忘れてはなりませぬのぢゃ。
 これがあるのとないのとでは、旨さに雲泥の差が出てしまいますでな、書くのは忘れても、絞るのは忘れてはなりませぬぞ。

 この「チューブきざみ青じそ」は、どんな料理にも便利に使えますのぢゃ。
 納豆に入れてもよし(ヨーグルト納豆にはいけませんぞ)、餃子のタレに入れてもよし、刺し身醤油に入れてもよし、ざるそばのつゆに入れてもよし、この調味料を加えますとな、なんとも爽やかな夏の味わいになるのでございますのぢゃ。

 カップ焼きそばの炭水化物、シウマイと冷奴のタンパク質とくれば、いかに独身飯とは云え、お野菜を欠かしてはなりませんな。
 で、夏のお野菜の代表選手はですな、なんと言っても旨くて安いキュウリでしょうな。
 儂しゃ、キュウリなら毎日食しても飽きませんわい。

 スライサーで薄くスライスした、山盛りの薄切りキュウリに、例の特製タレをかけ回して食すのですがな、生キュウリですと、タレのからみがよくないのでの、キュウリは若干塩揉みした方がよろしい。

 しかし、独身飯は簡単簡素を旨としますのでな、面倒なことは極力省きますのぢゃ。
 キュウリは、ボールか大き目の器にスライスしましてな、若干の塩を振って水を注ぎ入れ、きれいなお手でかき混ぜ、少しモミモミして水を捨て、またモミモミして水を捨てれば出来上がりぢゃ。
 これに例の特製タレをかけ回して、よ〜く混ぜてから食しますのぢゃ。
 いやはやなんとも、この薄切りキュウリを肴に、冷たいビールの一口目はたまりませんわい。

 こんな貧しい独身飯を食しながら、「この暑さも旨さのうちぢゃのう」と、しみじみ舌鼓を打つ儂なのぢゃ。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み