#10【専門家に聞いてみた】Vチューバーにとって大切なこと (1)

文字数 7,763文字

【前回までのあらすじ】
夜川さんと少しだけ通じ合えた気がした桐子。
だけど、まだ悩みが解決したわけではなく――。

1話目はここから!
 https://novel.daysneo.com/works/episode/bf2661ca271607aea3356fe1344a2d5f.html

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■□■□香辻桐子Part■□■□

「集中力が切れてんぞ、フリフリ!」

 防音室の壁にスミスさんのハスキーボイスが吸い込まれていく。

「すいません……はぁ……はぁ……」

 桐子は息を整えながら額から垂れそうになっていた汗を、ジャージの袖で拭う。すでに1時間もほぼ休み無しで歌って、体温が上がりきっていた。
 スミスさんは椅子を滑らせると、サイドのパソコンを操作して録音したばかりの歌の再生を始める。

「どこが悪かったか自分でも考えろよ」
「はい、分かりました」

 恥ずかしさに耐えながら桐子は耳を済ませる。ごちゃごちゃした作業スペースに置かれたモニタースピーカーから桐子の歌声が流れ出していた。
 正面はパイプオルガンの中身がむき出しになったような大型のミキサーやシンセサイザー、モニタースピーカーが置かれ、サイドにはゲーム用のPCやVR機器、使途不明の機械の箱があって、さらに高そうなギターがスタンドに立てられ、ヘッドホンが無造作に引っ掛けてあったりする。
 同じスタジオでも、河本くんの整理された秘密基地とはまるで雰囲気が違った。

 ここはいつもの地下スタジオではなかった。桐子は学校の帰りにスミスさんの自宅兼プライベートスタジオへお邪魔していた。
 中古の住宅を買い取って改装したスタジオで、大人気作曲家が住んでいるとはとても思えない外観をしている。桐子が初めてここを訪れた時、普通の民家だと思って通り過ぎて迷ってしまったほどだ。
 新曲の件で桐子はスミスさんに度々呼び出されていた。『クソザコシンデレラ』の時のように締め切りに追われているわけではないので、きちんと打ち合わせをして作っている。どんな曲調がいいかをスミスさんが即興で演奏を聞かせてくれて、そこからイメージを出したりと桐子にとっては贅沢な時間だった。
 さらにスミスさんが時間がある時は、ボイストレーニングを兼ねて歌を聞いてもらったりもしていた。

「前に比べて声はだいぶ出るようになったが、ピッチがおっさんの鼻毛並みにぶれっぶれだ」
「は、はい」

 モニタに表示される波形をマウスポインタで指しながら、桐子のダメだったところをスミスさんは1つずつ説明してくれた。

「ここはしっかりと音を聞いて、換声点(ブリッジ)を意識しろ」
「はい!」

 スミスさんは口は悪いけれど説明が明確でとても分かりやすい。ボイトレの専門家ではないけれど、重度のゲーマーなので『攻略方法』の説明に慣れているようだ。

「もう一度いくぞ! 残機0のつもりで気合い入れろ!」
「はいっ!!」

 PCから再生されるカラオケ音源とは別に、スミスさんがシンセサイザーを弾いて伴奏をしてくれる。
 桐子は伴奏のピアノを頼りにして、声を音に乗せていく。

(ちゃんと曲を聞いて……ピッチを安定させなくちゃ)
「声が小さくなってるぞ!」

 頭で考えようとすると、途端にスミスさんに注意されてしまう。

(はっきりと声出して……でもブレスは短く……)
「焦んなっ!」

 1つのミスも見逃されないプレッシャー。それに耐える桐子は1つも音を逃さないようにと拳を固く握る。

(次、サビが来る)
「いくぞっ!」

 幅跳び選手が踏み切る時のように、スミスさんは鍵盤を激しく叩く。

(高くっ……)

 出来る限りの高い声で桐子はサビを歌い上げる。裏返るかどうかギリギリラインの綱渡りに、声帯が別の生き物のように動いているようだ。

(もう少しだけ………………あっ!)

 桐子はかなり粘ったけれど、サビの最後の最後で音(ライン)を踏み外してしまう。
 スミスさんの注意は飛んでこない。自分で分かっただろうと、突き放すように伴奏を続けていた。

(最後まで集中しなくちゃ!)

 切り替えようとした桐子だったけれど、焦りがさらなるミスを生んでしまう。負の雪だるまに巻き込まれた二番の歌詞では、一番では出来ていたはずの部分までもボロボロになってしまった。
 スミスさんは何も言わず、伴奏を止めもしなかった。
 それでも桐子は不甲斐なさの涙をこらえて、ラスサビまで歌いきった。

「ふぅー……」

 アウトロを弾き終わったスミスさんが長い息を吐く。

「まず1つだ。ミスしてもごちゃごちゃ考えるな。1拍かからずに立て直せ」
「はい……」

 歌うために開いていた胸がきゅっと縮こまってしまう。

「そんなすぐに、なんでもかんでも出来るようになるわけねえんだ。とりあえず、言われたことを頭の端っこに置いとけ!」
「は、はいっ! …………」

 桐子がシャッキっとしたところを見せようと無理やり背筋を伸ばすと、スミスさんは怪訝そうに眉をひそめた。

「あのなぁー、そもそも落ち込む必要もねえ。オレの言ったことが一度でできるようになる天才だとは、コイン一枚分も思ってないからな」
「ですよね……」

 やっぱり才能なのだろう。
 才能の塊みたいなスミスさんだから、清々しいくらいはっきりと言ってくれた。嫌な気持ちになったりはしないけれど、どうしようもない現実に息が苦しくなる。

「あ……あの…………」

 言葉が続かない。
 聞きたいことがあるけれど、答えを知るのが少し怖かった。

「引っかかってることがあるなら、ちゃんと言葉にしろ。じゃなきゃ伝わるわけねえんだぞ」

 ぶっきらぼうな言い方だけれど、スミスさんの声は少しだけ優しかった。

「アオハルココロちゃんとの対決は終わったのに、なんで私に新しい曲を作ってくれたり、トレーニングをつけてくれたりしてくれるんですか? 自分で言うのもアレですけど、才能とかないのに……スミスさんの貴重な時間を割いてもらって」
「そんなちっせえこと気にしてたのか」
「私に時間を使ってもらうより、もっと有意義なことがあるはずだから」
「はぁ……とりあえず、椅子に座れ」

 眉間のしわを伸ばしたスミスさんが椅子を引っ張ってくる。桐子はそこにちんまりと腰掛けた。

「フリフリ、お前は絵を描くよな」
「はい、少しですけど」
「気合い入れて描く絵と、気ままに描くラクガキは全然違うんじゃねえか?」

 スミスさんの言葉に桐子はこくりと頷く。

「それはもちろんです。ナイトテールちゃんのイラストとかすっごい考えて描きましたけど、話しながらのお絵かき配信とかはササッと描いちゃいます」
「その2つに、良いとか悪いとかあるか?」
「えっと、ないです。だって別物だから」
「そうだ別モンだ。画家もイラストレーターも、プロだから本気の絵しか描いちゃいけないってことはねえだろ?」
「もちろんです。絵は自由に描いて良いんだって、リスナーさんたちが教えてくれました」

 以前は自分自身や他人の評価を気にしすぎて、絵を人に見せるのが怖かった。でも、あの101回目の配信で『灰姫レラ』が変わったから、またお絵かき配信ができるようになっていた。

「音楽のプロだって同じだ。ファンの前でするライブと友達と行くカラオケは違う。それぞれが影響したり、見つかるものがあるかもしれねえけど、そこは本筋じゃねえ」

 スミスさんは鍵盤に手を乗せると、適当なフレーズを弾いてみせる。

「オレがこうやってフリフリにボイトレまがいのことしてるのもラクガキやカラオケと一緒だ。ガチガチの仕事の合間に、出来の悪い生徒を使って遊んでんだよ」

 鍵盤から手を離したスミスさんは、それだけじゃないと言うように悪そうな笑みを浮かべる。

「後は……『灰姫レラ』のレベル上げをしといた方が面白いことが起こりそうだからな」
「それって河本くんがプロデューサーだからですか?」
「あいつはオレを退屈させない」

 お気に入りの玩具を自慢する子供みたいに、スミスさんは誇らしげに言った。

「退屈って、スミスさんには縁遠そうな気がしてました」

 今日もスミスさんは、尖ったリーゼントヘアにパンクなファッションをしている。ファッションも私生活も超地味な桐子から見ると、スミスさんは人生を謳歌している大人の女性に思えた。

「熱かった音楽も、好きだったゲームも、全部が暇つぶしになっちまってたオレを、あいつは強引に風通しのいい場所へと連れ出しやがった」

 迷惑そうに言うスミスさんだけれど、右手は親しげに鍵盤に触れていた。

「最初は乗り気じゃなかったオレも、あいつの狂気じみた目的意識に引っ張られて、曲を作りまくった。魂(ソウル)を取り戻したみたいに生き生きとな」

 表情を緩めたスミスさんは、軽く肩をすくめる。

「いつの間にか、ヒロトのやつが適当につけたブラックスミスって名前も、しっくり来るようになってた。だから、あいつが面白いことを始めたなら、オレも乗ってやろうと思うわけだ」

 子供が公園での遊びに交じるみたいにスミスさんは簡単に言うけれど、桐子にとってはぜんぜん違う。

「スミスさんも河本くんも才能のある凄い人で、それに比べて私はなんにもない気がして……」

 アオハルココロちゃんを生み出した天才プロデューサーと、名曲をいくつも手掛けた大人気の作曲家だ。それに比べて自分は、神々の夜会に紛れ込んでしまったネズミのようなものだ。

「ハハハッ、青臭いことで悩んでんな」
「でも本当のことですから」
「さっきから才能だとか。いまさらどうした? なにか下らねえことでもあったのか?」

 スミスさんは怪訝そうに眉をひそめる。

「実は……先日、ネット番組に出演した時に――」

 意を決した桐子は、これまであったことをスミスさんに話した。

「へー、ケンジのやつとゴリゴリにやりあったか」

 聞き終わったスミスさんは褒めるように言った。桐子が話している途中でも、終始ニヤニヤしていて現在進行系のトラブルを楽しんでいるように見えた。

「私は色んな人によくしてもらっているのに特別な才能とか無いし、もっともっと頑張らなきゃって思うんですけど、それも上手くいかなくて……」
「誰かと組むのに『才能』なんてものはクソほどの理由にもなりゃしねえよ。少なくともオレはな」
「それって、スミスさんが凄いから、他の人の才能は必要ないってことですか?」

 失礼な物言いだとは分かっていても、桐子は踏み込まずにはいられない。

「ちげえよ。まあ、オレ自身が凄いってのはあってるけど。才能ってやつは……オレにはいまいちピンと来ねえ。ただ目の前に作品があるだけだと思うぜ」

 上手く言葉が見つからないのか、スミスさんは考えるようにリーゼントに触っていた。

「で、でも! スミスさんは私が書いた歌詞に、たった一晩で素晴らしい曲をつけてくれました。それって才能じゃないんですか?」
「そいつは勘違いだ。あれは技術だ」

 スミスさんは毛先ほどの迷いもなく、桐子の言葉を否定する。

「オレの技術を、才能なんて得体のしれないもんと一緒にするな。技術を知っているからスピードを出しても破綻しない。技術を理解しているから感性を支えられる。技術を持っているから思い描いた形にすることできる」

 言いながら、スミスさんはマウスを動かし、『クソザコシンデレラ』の曲を再生する。楽器のパートごとに分けられた波形が、精密機械の歯車のように連動して動いていた。

「技術は他人から習得できる。自分で磨いてレベル上げができる。多少の足踏みはあったとしても、そうやって費やした労力が着実に成果になっていく」

 流れる曲がAメロからBメロへと入っていく。

「だけどな、作品ってやつは違う。どんなに時間や労力をかけようが良いものになるとは限らない。たとえ自分では傑作を作り上げたと思ったとしても、他人からしたら凡作以下のゴミかもしれない」
「編集を頑張って自分ではよく出来たと思った動画が全然見てもらえなかったり……。頑張ったのに、なんでそんな違いが生まれてしまうんでしょうか」
「そいつは感性だろうな。大勢にウケてイイネされたいなら他人とマッチする感性が必要だ。評価なんて関係ねえってんなら自分の感性を信じればいい」

 何度も繰り返し聞いたサビが、少し違って聞こえていた。

「感性って自分でどうにか出来るものなんですか?」
「それが出来るのがプロだ。感性を完全に使い分けたり、バランスをとったりな。その部分で売れっ子かどうかの差が出ちまう」
「売れっ子アーティストって、特別な感性を持っている天才だと思ってました」
「エンタメやるなら、自分と他人の両方を考えろ」
「それって……歌もですか?」

 迷いながら尋ねる桐子の目を、スミスさんは真っ直ぐに見つめる。

「もちろんだ。自分の気持ちをまっすぐ伝えるのか、そこに他の人の気持ちも乗せるのか。あるいは誰かのためだけに歌うのか。決めるのは歌い手自身だ」
「『クソザコシンデレラ』をみんなの前で歌った時……私は自分のことだけで手一杯でした」
「ハッ、だろうな。別にそれで悪くなかった。たまたま、その一生懸命さが視聴者に届いたんだ。だから、実力以上の場所に手が届いた」

 スミスさんは顔の前で右の拳を、グッと握ってみせる。

「たまたま……じゃないですよね」

 ちゃんと受け止められると桐子は、スミスさんの拳越しにその瞳に問いかける。

「はっきり言うならヒロトの演出だ。対決までの特訓風景を配信で公開したり、細々とした流れを作った」
「私が自分のことしか考えられなかったから、その分、河本くんが他の人の気持ちを考えてくれたんですね」
「そうだ」
「やっぱり河本くんは凄いです」
「ああ、凄い性格の悪さだ。不特定多数の行動や全体の流れを読んで、まるでハーメルンの笛吹き男みたいにそれを操りやがる」

 そう言ってスミスさんは鼻を鳴らして小さく笑った。

「それこそ河本くんの才能じゃないですか? 超一流のプロデューサーだと思うんですけど」
「どうだろうな。少なくともヒロト自身は、絶対に才能だとは認めないぜ。どんな『奇跡』を起こそうが自分では誇らねえし、特別な評価も見返りも求めようとしねえ。それどころか、自分が成したことなんて忘れたみたいに、淡々ともう次のことを考えているような奴だ」
「少し分かります……。河本くんって、なんだか自分が評価されるのを嫌ってるみたいな感じがします」

 河本くんは過去のことはあまり語りたがらないし、いつだって自分のことを後回しにしている。どこかで自分が幸せになることを、放棄しているような節を桐子も感じていた。

「ヒロト本人が自分の能力をどう思おうが、それを欲しがる奴は掃いて捨てるほどいる」

 アオハルココロちゃんと対決したのも、もともとはプロデューサーとしての河本くんを巡ってだった。

「そう、ですよね」

 自分を卑下する言葉と不安を一緒に飲み込む桐子に、スミスさんは安心しろとばかりに唇の端をあげる。

「どれだけ札束を積まれようが、どんな名声を約束されようが、ヒロトの奴は誰かに尻尾を振ったりしねえよ。あいつは自分の手で、なんとかしねえと納得できねえ人間だ」

 桐子の知っている河本くんのイメージと一緒だった。

「河本くんって、言葉とか態度は柔らかいのに、かなり頑固ですよね」
「オレ以上に頑固だな。それこそ、石化の呪いにかかってるみたいにな……」

 見間違いかと思うほどの一瞬だけ、スミスさんは真剣な表情を浮かべ、それから薄い吐息とともに唇を綻ばせた。

「フリフリ、お前ならあいつの呪いも解けるかもな」
「わ、私が? エリートみこになってお祓いを?」
「ポンコツがなに言ってんだ」

 露骨に呆れるスミスさんに、桐子も乾いた笑いで誤魔化そうとした。

「あははは、ですよねー」
「そのポンコツ具合が丁度いいんだろ、あいつにとってはな」

 人生の先輩からしたらそういう評価なのだろうけれど、頑張りたい桐子としては少々不本意だった。

「ポンコツを卒業したいです」
「それでいい。お前はそういうポンコツでいろ」

 椅子から立ち上がったスミスさんが、桐子の頭をポンポンと優しく叩く。

「意地悪です」

 桐子は完全な子供扱いがこそばゆくて、口をとがらせた。

「ハハハッ、オレの言葉じゃ納得できねえんだろ」
「そ、そんなことはっ!」

 焦って桐子は声が裏返ってしまう。スミスさんの耳がそれを聞き逃すわけがなかった。

「才能や人気ってやつを『持ってる側の人間』の言葉だもんなぁ。頭で理解できたとしても、どこか納得できねえのは当たり前だ」
「そんなことは……」
「別に取り繕うことはねえ。誰だって、自分のことを才能の欠片もない人間だって思って、生きていきたくはないもんだぜ」

 犬歯をみせて笑うスミスさんに、桐子は何も言えなくなってしまう。

「フリフリ、お前が話しを聞くべき人間はオレじゃねえ。もっと身近にいるだろ?」
「えっ? それって河本くんですか?」

 すぐに浮かんだ名前だけれど、スミスさんは首を横に振る。

「あいつは才能だなんだって悩みを話すには世界一向いてねえ」
「じゃあ誰なんですか? 他に話せる人なんて……」
「思いつかないのは、お前が避けてるからだろ?」

 辛辣な問いかけに、桐子の心臓は跳ね上がり手のひらに嫌な汗が浮かぶ。

「それって……もしかして」
「ああ、そうだ。誰もが認める『天才』ってやつが、お前のすぐ近くにな」


 スミスさんの口から出た名前に、桐子はため息すら吐くことができなかった。

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作曲家のスミスさんに切っ掛けをもらった桐子。
次に話をするのは身近なあの人物?!

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