エクステンド
文字数 780文字
コラボ配信の翌日。
『チャンネル登録者1000人突破記念』配信は、途中から、2000人、さらには3000人突破記念配信になった。
コラボ配信の感想も兼ねていたので、大勢の人に祝福してもらって途中でちょっと泣いてしまった。どうにか取り繕うとしたのだけれど、コメントにはあっさりとバレてしまって、パソコンの電源を切ってしまいたくなるぐらい恥ずかしかった。
予定の終了時刻を1時間近くオーバーしたこと以外、配信は大きな問題もなかった。
配信が終わった後は少し河本くんと次の企画を打ち合わせをした。
せっかく視聴者が増えてきたから、参加型のゲーム企画やお絵かきをしようとか、相談しているだけでも楽しかった。
「また学校で」
そう約束して、いつものように家路についた。
帰りの電車の中では、『灰姫レラのツイッターアカウント』をチェックする。
ありがたいことに灰姫レラを知ってくれて、ファンアートを描いてくれる方や配信の感想を直接言ってくれる方が現れたのだ。検索しても、自分の配信告知だけという悲しいエゴサから開放してくれたのだ。
一つ一つチェックして、返事をしたり、お礼を言ったりしているうちに、あっという間に降りる駅についてしまう。
最後の通知は、一件のダイレクトメールだった。
河本くんに変な内容や写真が送られてくるかもしれないから、あまり見ないほうが良いと言われていた。
でも、自分みたいに大勢が見てるところだと、直接言えない恥ずかしがり屋な人がわざわざダイレクトメールを送ってくれたのかもしれない。そう思うと無視することはできなかった。
変な事が書かれていたらすぐ閉じてしまえば良い。
そんな風に考えて、桐子はダイレクトメールを開いた。
『灰姫レラって、もしかして香辻桐子さん?』
To be continued.
『チャンネル登録者1000人突破記念』配信は、途中から、2000人、さらには3000人突破記念配信になった。
コラボ配信の感想も兼ねていたので、大勢の人に祝福してもらって途中でちょっと泣いてしまった。どうにか取り繕うとしたのだけれど、コメントにはあっさりとバレてしまって、パソコンの電源を切ってしまいたくなるぐらい恥ずかしかった。
予定の終了時刻を1時間近くオーバーしたこと以外、配信は大きな問題もなかった。
配信が終わった後は少し河本くんと次の企画を打ち合わせをした。
せっかく視聴者が増えてきたから、参加型のゲーム企画やお絵かきをしようとか、相談しているだけでも楽しかった。
「また学校で」
そう約束して、いつものように家路についた。
帰りの電車の中では、『灰姫レラのツイッターアカウント』をチェックする。
ありがたいことに灰姫レラを知ってくれて、ファンアートを描いてくれる方や配信の感想を直接言ってくれる方が現れたのだ。検索しても、自分の配信告知だけという悲しいエゴサから開放してくれたのだ。
一つ一つチェックして、返事をしたり、お礼を言ったりしているうちに、あっという間に降りる駅についてしまう。
最後の通知は、一件のダイレクトメールだった。
河本くんに変な内容や写真が送られてくるかもしれないから、あまり見ないほうが良いと言われていた。
でも、自分みたいに大勢が見てるところだと、直接言えない恥ずかしがり屋な人がわざわざダイレクトメールを送ってくれたのかもしれない。そう思うと無視することはできなかった。
変な事が書かれていたらすぐ閉じてしまえば良い。
そんな風に考えて、桐子はダイレクトメールを開いた。
『灰姫レラって、もしかして香辻桐子さん?』
To be continued.