第10話 エピローグ
文字数 464文字
時姫様、お疲れ様です。
ン?その声は、出雲?
はい。令和の世から、お気の毒に早死になさったあなた様をお連れしましたが、実によい人生を送られましたね。
えー!!知ってたんだ。道理で…。私がヘンなこと言っても、ちっとも気にしなかったのね。
ご満足いただけましたか?
とっても!!いい人生だったわ。
では、次は前世の記憶なしで、魔法の使える世界に行かれますか?
あー、それいいね!!子供たちは、無事出世する?
おとこのお子達は、三人とも摂政や関白におなりですよ。女のお子達も、お二人とも天皇の母におなりです。
へー!!すごいね。
では、新しい転生先でも、よい人生を。
本当に、時姫様のおかげで、藤原氏は、かなりいい地盤を築けたわ。三人の息子も、二人の姫君も、とても優秀。
次は、二の姫のほうを、ちょっといじってみましょうか。
もともとの時姫は、嫉妬のあまり道綱の母をいびったものだから、『蜻蛉日記』は生まれないし、『源氏物語』は短編で終わっちゃうし。『更級日記』も、つまんないのよねー。
うん、これから面白くなりそう。これで、出雲の神様も、喜んでくれるでしょう。
ン?その声は、出雲?
はい。令和の世から、お気の毒に早死になさったあなた様をお連れしましたが、実によい人生を送られましたね。
えー!!知ってたんだ。道理で…。私がヘンなこと言っても、ちっとも気にしなかったのね。
ご満足いただけましたか?
とっても!!いい人生だったわ。
では、次は前世の記憶なしで、魔法の使える世界に行かれますか?
あー、それいいね!!子供たちは、無事出世する?
おとこのお子達は、三人とも摂政や関白におなりですよ。女のお子達も、お二人とも天皇の母におなりです。
へー!!すごいね。
では、新しい転生先でも、よい人生を。
本当に、時姫様のおかげで、藤原氏は、かなりいい地盤を築けたわ。三人の息子も、二人の姫君も、とても優秀。
次は、二の姫のほうを、ちょっといじってみましょうか。
もともとの時姫は、嫉妬のあまり道綱の母をいびったものだから、『蜻蛉日記』は生まれないし、『源氏物語』は短編で終わっちゃうし。『更級日記』も、つまんないのよねー。
うん、これから面白くなりそう。これで、出雲の神様も、喜んでくれるでしょう。