第32話 エピローグ

文字数 314文字

詮子様、お疲れ様でした。

 文学好きの一条天皇を産み、平安文学に多大な貢献をされましたね。



 あら、出雲、お世話になりました。生徒会長としての経験と根性、十分に生かせて、満足したわ。次は、どこかヨーロッパ風の世界で、女王様をやってみたいわ。



 さすがですね。では、そのように手配いたしましょう。詮子様のおかげで、優秀な女御様の優秀な女房たちがそろい、『枕草子』『源氏物語』『紫式部日記』『和泉式部日記』『栄花物語』など、たくさんお名作が生まれる基盤が出来上がりました。感謝申し上げます。

 では、三人目の令和の少女を迎えに行きましょう。時代が少し前後して、重なりますが、この出雲の能力からすれば少しくらいの齟齬、クリアして見せましょう。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

時姫…彰子のおばあちゃん。摂津守藤原中正の娘。

   藤原兼家の妻。藤原道隆・藤原道兼・藤原道長・超子・詮子の母。

藤原兼家…彰子のおじいちゃん。

     藤原師輔の三男。兄は、伊尹と兼通。

詮子…時姫の次女。円融天皇の后。

   子供は一条天皇だけ。道長の姉。

   彰子の父方の伯母。夫の母でもある。

   

円融天皇…兼家の姉の安子の三男。村上天皇の第五皇子で、安子の三男。兄の朱雀天皇から譲位された。

     彰子の父方の大伯父(おじいちゃんのお姉さんの子)に当たる。夫の父でもある。

     子供は一条天皇だけ。后は、たくさんいる。

彰子…当分出てこないけど、三人目のヒロイン。

   藤原道長と源倫子の長女。

   一条天皇の妻。紫式部が女房として仕えた。

一条天皇…円融天皇と詮子の子。

     定子(清少納言が女房として仕えた)や詮子(紫式部が女房として仕えた)の夫。

     他にも、妻がいる。

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み