第37話:新店舗での販売開始

文字数 1,327文字

 その後、11月1日も目標に新しい販売所が、次々と完成し、11月1日には全部完成。新店舗でも、多くのお客さんが来ると考えられる店舗には、経験者の店長を配属し以前手伝っていた人を新しく店長にした。商品も朝5時過ぎには、東京駅、上野、日暮里、押上コースと池袋、新宿、渋谷コースに大型トラックに荷物を載せて3人ずつ乗り込み商品の搬入を迅速に行った。

 寒くなと、焼き芋の売れ行きは順調で、15時に大型トラックに荷物を積み込み、東京駅、上野、日暮里、押上コースと池袋、新宿、渋谷コースに商品を搬入。当初は、少なめに持参し、売れ行きを見て、搬入する商品の種類と数量を決めて増やしていった。すると、思惑どおり、新店舗での売り上げが、想像以上に順調であり、昨年の3倍近いペースで売れていった。

 そこで、今のペースで行くと足らないので合計100トン買うと農協に連絡した。12月中旬以降は、加速度的に売れていて、商品の山に埋もれて、売店のスタッフが、その間から顔を出す、格好で、まさに焼き芋が飛ぶように売れていった。1本400円と言う値段も良かったのかも知れないと考えられた。そして、2011年終了時、48トンを売り切った。

 その後、2012年3月中旬まで順調な売れ行きを見せ、3月15日現在、残り16トン。この頃、在庫が残ると困るので、成田空港と成田のレストランで、甘イモ・フェアーと名付けて、焼き芋を使った料理を提供すると、すごい売れ行きであった。一番売れた商品が、焼き芋とクリームを混ぜて作ったプリンとアイスクリームとパンケーキと混ぜた商品を提供した。

 そして、6月中に全部、売り切った。そこで、今シーズンから、1年中売れる様に、冷凍庫で保管することを考えた。そして、首脳陣と現場スタッフを集め、会議を開いたが、順調に来ているので、リスクを取る必要はないと言う意見が大勢を占め、寒いシーズンを中心に、一気に売る、方法をとることに決めた。しかし、レストランでは、1地年中提供して行く事にした。

 成田工場に甘イモと甘イモにクリームを混ぜた物をいれて2種類の芋で合計4種類を作り、冷たい、羊羹「ようかん」にしたりして売ろうと考えた。そして、夏場の売り上げ目標を30トンと考え、もう少し、新商品開発をする事になった。やがて、夏が過ぎ、10月を迎えた。今年も、農協と購入の交渉を始める事にし、今シーズンは100トンを販売しようと計画。

 その後、2012年10月8日に香取農協の栗原さんを含め成東食堂の3人と農協の3人で交渉をして100トンで以前提示した価格で購入した。しかし、香取農協だけで供給できない時には、同じ千葉県の農協から融通すると言う条件となり承諾して交渉が妥結し11月から販売開始。そして今年から各店舗に甘くて旨い、焼き芋のポスターを貼った。

 暖かくなると売上は、ガクンと減り、5月過ぎから、冷蔵庫で冷やした焼き芋が売れ出した。この頃になると、駅前焼き芋屋は、知られてきて、常連客が増えた。そして冷やし焼き芋が、昨年の2倍以上売れた。9月には、甘芋、全品、完売。有名になると、なめろうの方も、比例して、売上が増えてきたので、会社にとっては、こたえられない年になった。
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