第41話:成田空港近郊アウトレットへの出店計画

文字数 1,210文字

 2014年が空けると、2014年4月19日に開業予定の酒々井プレミアム・アウトレットが完成に近づいてきた。そこで、そこに出店する事を考えはじめた。成東繁と成東徹と相談し、出店するため多額の費用がかかる事がわかり、どうするか話し合った。母の智子さんに相談すると、三郎さんなら、挑戦に違いないと言うと聞き出店を決めた。

 いつも世話になってる地元の工務店と出店の建築工事について打ち合わせた。2014年、2月12日の酒々井プレミアム・アウトレットの会社と交渉して出店の許可が出た。店の工事は30日間で完成できると言われ、3月15日完成の予定。その後、3月16日に完成して、その他に必要な機材を搬入し設置した。4月3日から売店に入って販売の模擬テストをした。

 そして、4月19日酒々井プレミアム・アウトレット開店となったが道の渋滞がひどいので大型トラックで2日分の商品を搬入した。それでも12時半に搬入した商品のうち一部の商品で半分になったものがあり、補充するためトラックに積み込んだが、午後15時に到着して、焼き芋と甘芋・クリームあんパンとなめろうコロッケを2日分補充した。

 この渋滞を見て、翌朝、朝4時に2日分の在庫になるように商品を追加補充した。しかし、その日の昼には、欠品が予想される商品ができ、また、2日分の在庫になるように商品を追加補充した。その後、なんとか乗り切ったが、4月29日からの連休が、開店の時と同じ、大混雑で苦労したが、2日分の在庫を置くようにして、欠品になる事は避けられた。

 5月6日には、甘芋の残量が20トンとなり今年末までは、持たない事が判明し来年は200トンが必要だと予想された。このアウトレットの集客数は、非常に多い。この成功を見て千葉・幕張の三井アウトレットへの出店も、来年、考えようかと、成東徹が、社長の成東繁に提案。確かに魅力的だが、我が社は、ここ数年、出店攻勢が多いので慎重に考えた方が良いと答えた。

 そして、会社と成田工場、レストランとパーキングエリア店、アウトレットモールの店が安定するまで待った方が、確実だろうと話した。そこで母と話すと将来的には出店攻勢は良いと思うが、少し体制固めをしてからの方が確実と思うと言うので2016年までには、出店すると言う事にした。やがて暑くなり甘芋の在庫はないかと農協に聞いた。

 すると良い状態で保存してあるのがあり、40トンなら何とかなるが、値段は、少し高くなると言われ、了解して、40トン追加注文した。そして、甘芋をふかしてアイスクリームを半々に混ぜて、甘芋・ジェラードにして全店に配送すると暑くなると飛ぶように売れた。

 そして8月中には、全部売れて、昨年の40%アップの利益を稼ぎ出した。その状況を見て、1年、前倒しして、来年、2015年に、近くの商業高校、工業高校、中学卒業生を40人募集して、最低30人は、確保したいと社長の繁が話した。
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