第4話:海老名駅近くに家探し

文字数 1,603文字

 その後、1974年12月、朝井さんから電話でソニー株が安いから490円で買いと言われた。菅原肇が3万株を1470万円で買い、幸一は、6千株、294万円で購入し資産残金が6万円となり自分の預金口座から194万円を入金し200万円にした。やがて1975年を迎えた。

 1975年2月5日、その土地を現金で2500万円で買う、お客さんがいると地元の地主さんに伝えると会って話したいと連絡が入った。不動産屋が預金通帳のコピーを地主に見せると良いと教えてくれ、言われた通り持参。不動産屋に行くと金持ちそうな夫婦が派手な格好で現れた。

「開口一番、本当に買えるのと、菅原に、売主の夫婦が、聞いた」
「すると不動産屋が買い主さんの通帳のコピーもあると言い見せると、ほんとだと言った」
「次に不動産屋が、地主さんに、どうしますかと尋ねた」
「ここで100坪の土地を2500万円で売るか、どうかとせまった」

「不動産屋としては2500万円の物件なんか簡単に売れないよと売主に、きつく言った」
「待っても売れないと売値を下げざるを得ないかも知れないと語った」
「それを聞き、売主の奥さんが納得し、その代わり即金で入金してと言った」

「私たちは、売買が成立したら待ってるので入金してくれますよねと菅原に聞いた」
「菅原が、もちろんですと答えた」
「これで商談成立で良いですねと不動産屋が確認」
「すると売主さんの奥さんが仕方ないわなと言った」

「それでは入金して下さいと言われ菅原がわかりましたと告げた」
「不動産屋の人の車で出かけ戻ってきて入金済ませると伝えた」
「売主の男が確認するまで待てと言い車で出かけ確認」
「その後、確かに2500万円入金されたと奥さんに知らせた」

「次に、不動産屋が書類を出して書き方と売買の内容、条件を説明」
「その後、40分かけて売買書類を完成し、土地の売買が成立」
「不動産屋さんが家を建てる大工さんは決めてるのと聞かれた」
「いないと言うと特に何かこだわりがあるかと聞かれ特にないと回答」

「売主が帰った後、良い買い物をしたねと不動産屋が告げた」
「この土地は道に面して建ぺい率100%、容積率200%と最高」
「だけど、以前、田んぼだったので坪単価が安いのだと教えてくれた」
「地元の人達は、以前、田んぼだったことを知っていて、買い手がつかない」

「そのため好条件でも価格が上がらないときている」
「この土地に家2軒を建てて賃貸にする事できるよと教えてくれた」
「ところで建築業者は決まってのと聞かれ、まだですと答えた」
「すると地元の工務店さんを紹介すると言ってくれた」

「その人は昔からの木造の在来工法の西村工務店の西川喜平さんだと言った」
「どんな家が欲しいのと不動産屋が聞くので5LDKの家を建てたいと話した」
「コスト的には、同じ広さの多く部屋をつくるのが一番効率が良いと言っ」。
「例えば10畳の部屋5つとリビング・ダイニング12畳」

「加えてキッチンと風呂場で合計10畳の広さなど提案してくれた」
それでも充分な収納場所も作れますよと話し、洋室も10畳なら十分広いと言った。
「大きなタンスは、いくつあるかと聞かれて4つあるが、特に大きいのはないと回答」
「良かったら西村社長と打ち合わせてみるかと言われ、お願いしますと菅原が答えた」

「最後に不動産屋さんが、不動産売買の手数料3%75万円ですと言うと了解と伝えた」
その後、1975年2月16日、日曜、14時に工務店の社長との面談ではどうかと、不動産屋から菅原に電話が入り了解と答えた。土地の購入代金を支払いを全部済ませ残金が約1.1億円。

 約束の時間、不動産屋で西村工務店の西村社長と面会できると連絡が入った。約束時間に行くと西村工務店の西村社長が来て菅原に名刺を渡し挨拶。大体の話は聞いたと言い子供さんの年齢は問い聞かれ答えると全部8畳で揃えた方が良いのじゃないかと言われ図面を見せてくれた。
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