第13話:幸恵の医学部卒業と両親の北海道長期旅行

文字数 1,495文字

「その後、ラジカセを使い、カセットで言葉だけを流しては、止めて、その意味を暗唱」
「カセットを流し正解かどうか確認する作業を長い間、続けてた」
「勉強に行き詰まると、近所を散歩したり、シャワーを浴びたりした」
「たまに、机に突っ伏して寝ることも、しばしば」

「母が気にして、直ぐ、毛布を体の上に、かけてやった」
「最近、母がちょっと出かけてくると言うのが、多くなった」
「そっと後をつけると近くの神社で、お百度参りをしていた」
「幸恵の医師国家試験合格を祈願していると気づくと、父は、母の優しさに感動」

「そして本当に結婚して良かったと見直した」
「しかし、父は、この話を秘密にして、決して、話さなかった」
「父が見かねて、医師国家試験のための予備校に入っても良いぞと、幸恵に告げた」
「でも月謝高いわよと言うので株の儲けがあるから大丈夫と言うと礼を言い申し込んだ」

「その後も幸恵は、一心不乱に机に向かって、夜遅くまで勉強を続けた」
「タエさんが、お父さん今年7月で55歳で定年になるので良かったわと喜んだ」
「タエさんも一緒に会社を辞めるように言い、わかりましたと答えた」
 1981年7月を迎えて菅原肇は定年退職となった。

 父の退職金は1200万円で奥さんのタエさんは600万円。
「退職記念に2人で北海道長期旅行を計画」
「8月1日から20日まで菅原肇と奥さんのタエさんが北海道へ長期旅行へ出かけた」
「最初、8月1日、11時半の飛行機で13時半に、函館空港に到着」

「予約したホテルにチェックイン」
「その後、ホテル近くの函館朝市会場と函館ドッグを散歩した」
「15時にホテルに戻り、昼寝して、18時半に夕食を食べた」
「その後、市電に乗り、め函館山近くの停留所で降りロープウェイに乗った」

「19時過ぎに函館山に上がると日が落ちてきて山頂から函館の町を眺める」
「すると町の灯りが、宝石をちりばめたような美しさに目に飛び込んできた」
「あまりの美しさに息をのみ思わず、カメラのシャッターを押し多くの写真を撮った」
「ゆっくりと全方位を眺めて山頂を歩き回り、多くの写真をカメラに収めた」

「20時に下りのロープウェイに乗り込んで、21時前にホテルに帰ってきた」
 その後、シャワーを浴びビールを飲んで床に入り22時には眠りについた。翌朝7時に起きて、ホテルの近くから港の方まで散歩して7時半にホテルの朝食をとった。この日は、電車に乗って大沼観光に出かけた。

「ボートに乗って大沼の景色を楽しみ、大沼の名所巡りをした」
「そこで、パンのおいしいと言われてるレストランに入り昼食を楽しんだ」
「その後、森駅へ行き、名物いかめし弁当を購入し19時過ぎにホテルに戻った」
「翌日は、五稜郭や北海道の最南端の立待岬からの景色を楽み」

「ホテルで聞いた旨い寿司屋に入り新鮮なイカや寿司をたらふく食べた」
「その後、居酒屋に入り函館の地酒を飲んでホテルに帰った」
 翌朝は、ゆっくり8時近くまで、寝ていた。
「酒が残っていてホテルの朝食の時に苦めの珈琲を飲んだ」

「特急電車で小樽を目指し途中の長万部駅で1時間近く待ち乗り換えの列車を待った」
「その後、2時間以上かけ、17時前に小樽に到着」
「3日間かけ、ゆっくりと小樽水族館、天狗山、ニッカウヰスキー余市工場を見学」
「そこで旨いウイスキーを無料試飲し真っ赤な顔で小樽のホテルに戻った」

「札幌では、定山渓温泉に3泊、定山渓ダム、さっぽろ湖、豊平峡ダム、定山湖を観光」
 そして2日目の早朝、定山渓のホテルを出発し、ニセコの山の周辺をドライブし羊蹄山も観光して、途中の牧場で休憩しながら、夜20時前、定山渓温泉に帰って来た。
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