第41話:中高年向けバスツアーを企画1

文字数 1,683文字

 2005年になり、以前旅行会社に勤めていたが仕事がきつく給料が少ないために退職したという重松重吉さんが、突然、菅原肇に面会したいと連絡が入り部屋に呼んだ。すると重松君の話によると中高年が増えてきて特徴あるバスツアーが人気が出てきているので中高年を相手にしているこの会社にとっ、有望な市場だと提案した。実際に以前やっていたツアー会社のツアーのパンフレットを持参した。

 その原価表も同時に提出して利益率の高さを訴えた。運転手も個別に募集可能と話した。これは面白いと感じ常勤のスタッフを呼び、再度、重松君のアイディアを発表して欲しいというと要請した。その後、重松重吉さんが中高年の日帰り温泉旅行、海鮮料理堪能コース、ハイキングコース、お花見コースを細かく提案し、インターネットのホームページに乗せると、行ってみたいとうい意見が寄せられた。

 そこで、バス旅行ツアーの企画メンバーを募ると3人が集まり女性2人と男性1人が名乗りをあげた。最初に、2月の平日、熱海に早咲きの桜と梅まつりを募集すると27人乗りのマイクロバスを選び、東京駅で8人、横浜駅で8人、運転手と重松重吉さんと女性ツアーのスタッフ2人の合計20人でツアーが催行され、東京駅に8時集合、横浜9時に集合で11時に熱海梅林に到着。

 梅林と早咲きの桜を1時間かけて散策して12時に海鮮の店で昼食をとった。その後、来宮神社に初詣と大きな楠の周りを散歩した。その後、起雲閣を見学して、その後、熱海魚市場を見学して、自由に魚を購入して14時過ぎに、熱海を出発して、途中、茅ケ崎のシーサイドのファミリーレストランで、海を見ながらお茶して、16時過ぎに横浜駅で8人を下ろし、18時前に東京駅で全員をおろして解散となった。

 その後、収支決算を書類を重松重吉さんが会社に提出。そして、菅原肇・会長のやってみましょうの一言で、重松重吉さんをツアー企画責任者として3人がついて4人で、ツアー企画の計画書をインターネットに記載するように指示された。その後1週間以内に、企画が発表され、最低企画人数を10人から16人とした。12人以下では、中止とした。3月は、南房総の花畑と寿司の食べ放題ツアーを企画した。

 ツアーには14人の参加者が集まり東京駅と蒲田駅に9時に集合にした。そこからアクアラインで木更津を抜けて、木更津南インターで降りて右折して南下して久留里線に沿って南下。鴨川シーワールドに到着して見学した後、予約した鴨川市内の寿司屋の広間で15人で寿司食べ放題を楽しむ。その後、房総半島を横断し、富津岬の突先の展望台へ向かった。展望台からは、海の向こう、遠く見える富士山。

 対岸の京浜工業、ランドマークなど横浜の市街地を一望すると、その近さに驚かされた。15時過ぎに、海ほたるパーキングエリアを30分かけて見学したりお茶を飲んだりして、16時前に出発。17時までには蒲田駅、18時前には東京駅に到着して解散した。4月中旬、東京駅に9時に集合で、茨城県の国営ひたち海浜公園へ花見に出かけた。

 常磐道に入って、ひたすら走り、途中、お茶したりして、10時過ぎに出発。那珂インターチェンジで、常磐道を下りて、海辺に向かって15分くらいで国営ひたち海浜公園に到着。ガイドさんの旗を目印に、行動して、鮮やかな黄色のスイセン畑で、しばらく休み写真を撮ったりした。次に、真っ赤なチューリップ畑へ到着して、写真を撮った。

 ネモフィラは、まだ早いが、淡いブルーのきれいな小さな花がみられ、5月になれば素晴らしい景色になるだろうと想像した。10時過ぎると大勢の観光客が入り混雑してきたので、バスに戻り、南下して那珂湊のお魚市場へ行き、大きな寿司屋で新鮮な寿司の昼食となった。食後、魚市場で干物を買ったりした。

 その後、千波湖と水戸偕楽園を散策し14時頃、出発。水戸納豆、水戸の梅など、お土産屋を30分見て回った。15時に出発し、常磐道を南下して、一番大きな守谷パーキングエリアでトイレ休憩を含め30分休憩。その後、18時には、東京駅に到着して解散となった。
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