第3話:幸一の証券口座開設と自宅用地探し

文字数 1,628文字

「この話を長男のソニー株の売買で成功話を1974年正月にすると俺も株やりたいと言った」
「そこで、証券会社の朝井さんに聞く、息子さんの誕生日はと聞かれた」
「1953年3月15日と答えると、20歳以上は証券口座開設できると言われた」

「父が幸一を証券会社に連れて行き、菅原幸一の口座を開設」
「父の貯金から幸一の開設した口座に100万円を送金した」
「幸一が、朝井さんと話し、父と同じソニー株を売買したいので宜しくお願いしますと挨拶」。
すると出勤先を聞かれ大型電気販売店A社本厚木店と答えた。

「何時に仕事場へ行くと聞かれ、9時半までには店に入店」
「店先の掃除をし、9時半から朝礼で10時に店を開くと答えた」
「すると、急ぎの時は、朝井さんが店に8時、電話入れると言うので了解と答えた」。
「ソニー株が下げたら、また連絡入れるから買えと言った」

「ほんとに、お前は、ついてる奴だと肩を思いっきりたたいた」
 証券会社で証券口座開設を終えて、夕食を食べて、幸一と父が、家に帰った。
「肩の快い痛みをジーンと感じ6千万円なら家を買えると言う実感が湧いた」
「その後、朝井さんと別れて家に帰り奥さんのタエさんに株で儲けた話をすると喜んだ」

「もう、エイプリルフールはとっくに過ぎ、もうすぐクリスマスよと笑われた」
「菅原肇が、奥さんに、明晩、証券会社の通帳を見せると言った」
「それを聞くと、ほんとなのと言い、うそ言ったって仕方ないだろと語った」
「奥さんに、話をすると新車を買い新居を建て海外旅行にも行こうよと笑顔で語った」

「翌日、夕食後、証券会社の通帳を見せると、目が点になった」
「我に返り、社宅を出て海老名に家を建てましょうと話した」
「そんな時、長女の幸子は大学受験でラストスパートをかけた」
「大学は上智大学英文科を目指して勉強続け、願書を取って提出」

「1974年2月下旬に厚木から小田急線で新宿経由で1時間かけ受験会場に両親が付き添った」
「受験を終わると良い表情でベストは尽くしたと言い、見直しもできたと笑顔になった」
「1週間後の合格発表に、次女もついて行き、最初に受験番号を発見」
「お姉ちゃん、受かったよと妹が、自分の事のように喜んで、おめでとうと言った」

 そして、4月から1時間かけて通学することになる。
「その帰りに昼食を取った時、姉が、幸代に、どこを受験するのと聞くと橫浜市大医学部と言った」
「それを聞いて幸子が、そりゃーすごいと驚いた」
「でも受験予備校に行かないと、難しいかも知れないと言った」

「そうだよねと言い、幸恵が、父に、お願いすると仕方ないなと了承した」
 やがて、夏を迎えて、幸子は、満員電車が嫌で、7時に家を出て、8時に四ツ谷駅の近くのカフェで、ゆっくり、珈琲を飲みながら予習をして大学に入るようになった。
「母が、家を建てたいので良い物件を捜さなきゃーと言い、忙しくなるわよと笑顔で言った」

「その月の土曜日曜、厚木と海老名の不動産屋を数件、訪問し物件を見た」
「希望は、海老名駅から徒歩10分以内の土地」
「150坪、200坪、180坪と100坪など6つの物件が気に入った」
 特に、その中で、どこが良いか、タエさんが、不動産屋に聞いた。

「どれが良いのかと聞くと建ぺい率200%の道に面した100坪が一番良いと言った」
「それ以外は建ぺい率100%だから土地の価値としては少し下がると言った」
「ちなみに百坪の価格が2500万円、他の物件は坪30万から40万円」
「なぜ、そんな良い土地が、安いのと不動産屋に、母が聞いた」
「すると不動産屋が、良い質問ですと言った」

「以前、田んぼ、だった所が、最近、宅地に変更されたためと明かした」
「直ぐさま、母が、どういう家を建てられるかと聞いた」
「建ぺい率200%だから総2階の巨大な家を建てられると言った」
「5人家族なら10畳の広さの部屋を5LDKと納戸も作れると話した」
「もし、子供さんが、同じ敷地にもう1軒、家を建てる事も可能だと言った」
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