第36話:懐かしのメロディーとパーティーの成功

文字数 1,713文字

 最近、利益が増えてきたので、常勤のスタッフの給料を上げ、また、勤務時間も自由にし1日8時間、週40時間制で統一した。そして、採用する社員も年齢制限なしに50歳代でも60歳代でも子育て世代のママでも、その人の能力を見て、採用するようにした。

 すると中高年の富裕層の人たちもオーディオ、パソコンの利用方法と購入する製品の選定のアドバイスが欲しいので事務所に来るようになった。いろんなアイディアを駆使して事業を拡大し2001年が終了し2002年となった。今までの総投資額が1億円を超えた。しかし、税引き後利益は、1億5千万円で、給料を8千万円支払い、7千万円が手元に残った。

 最近の利益が、大きいので、近日中に投資総額1億円を純利益が上回り、黒字になる可能性が高いと考えた。この意見にスタッフたちも賛成し給料を上げてくれた事に感謝してくれた。レコードコンサートの企画責任者、佐島芳子さん、菅原幸一の所へ来て、多くのレコード、LP、CDが、あるのだから、東京、横浜、大宮、千葉などの素敵か会場を借りて定期的にコンサートを開いた。

 その都度、料金を取るのは、著作権の問題もからむから会員制をとって、例えば、ダイヤモンド会員は、毎回参加可能で月会費1万円か年間10万円。ゴールド会員、月4回参加可能で、月5千円が年間一括で5万円。シルバー会員、月2回参加可能で月3千円が年間一括で3万円、その都度は、1回1500円としたら良いと提案した。声を聴いて、菅原肇も幸一も喜んで、その案を採用しようと言った。

 すべて、あなたに任せると伝えると、ありがとうございますと言い、嬉しそうに去っていった。その他、会場の手配など、運営全てを佐島芳子さんを含む5人で手分けして会場の手配、機材の運搬、飲み物の手配など全てを担当してくれた。さらに、その有能なスタッフが、仲間を紹介してくれたり、60代の中高年のパート希望の音楽好きの男女4名がパートとして手伝いたいと言ってきたのお願いすることにした。

 その4人が熱心に選曲し心にしみるインストゥルメンタル「器楽曲」として「喜太郎」「宗次郎」、ピアノ「リチャード・クレーダーマン」、トランペット「ニニ・ロッソ」、「フォルクッローレ」ギター「古賀政男」「木村義男」を集めて企画した。オーケストラ「レイモンルフェーブル」「モール・モーリア」「ヘンリーマンシーニ」など、それが予想以上に反響を呼んで、最初50人募集すると1日で埋まった。

 300人募集しても5日で埋まり市民会館を予約し成功を収めた。応募してくるのは、中高年だけでなく。30代、40代の人たちも多いのは驚かされた。その後、「ビートルズ」、「ベンチャーズ」、モータウンサウンズ、「トムジョーンズ」「エルヴィス・プレスリー」も大勢集まった。加えて「タイガース」「テンプターズ」「スパイダーズ」「井上陽水」「チューリップ」「海援隊」「アリス」なども選曲した。

 この成功に気をよくしたのは、会社の連中だけでなく、アルバイトスタッフを気をよくした。そして、さらにスタッフを募集し、10人が集まり交代交代に、自分たちで企画をたちあげていった。そのうち、飲食可能な会場を借りで、仕入れてきたワイン、ビール、つまみ、食べ物を出すパーティーまで企画した。あまりの成功と利益を上げたので、特別ボーナスを提供した。

「すると、そのチームの代表の嶋村さんと北山さんが、これは、単に金のための商売でない」
「私達が、たどってきた歴史をたどる夢の時間だと言い切った」
「それを聞いた佐島芳子さんが、菅原幸一は、なるほどなと言った」
「それで、こんなに人気あるのだと再確認させられた」

 パーティー形式の音楽鑑賞会を
「夢のひと時、パート1、演歌編」
「夢のひと時、パート2、珠玉のオーケストラ」
「夢のひと時、パート3、懐かしの邦楽のグループ・サウンド」

「夢のひと時、パート、懐かしのモータウンサウンドよ、もう一度」
「夢のひと時、パート5、青春は輝いていた」と銘打った
そして、全て、ーティー形式にすると、ドレス、着物、いかしたスーツを着飾った、中高年が続々と集まり、その分、人気と利益が上がった。
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