『四月の風』

文字数 154文字

春の肩先
届く朝焼けの中
子供等の眠りは続く

四月の風は
新しい気持ちを運ぶ
昨日の不運は置いたまま

通りのパン屋から
ほんのりと灯りが漏れている
もうせわしく働いているのだろう

私といえば
夜明けの温かさに
ひどく感動したり浮かれたりして

なんとなく上る坂道も
ジョギングする人に
ついていきたくなるような 軽やかさで









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