『冷や風とこころの行方』

文字数 117文字




さわさわそよぐ秋桜(コスモス)の後ろ姿
(ぬく)いよりも凛とした冷や風が
ときには心地よさとなる

たとえ思い通りいかなくても
こころの行方を愉しみながら
広い(そら)へと身を浮かべ

(うつつ)を漂い
時を積み

そしてまた言の葉を探す
散らばってゆく雲たちが
夕闇に溶け込むその前に








   
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