ゲット スマート (2008)

文字数 552文字

【靴電話は携帯電話?】 2009/8/16



 
またひとり、懐かしいヒーローが戻ってきた。
TVで、それもモノクロの記録しかない僕には本シネマはただただ眩しい贅沢だった。
ましてや、壮絶なアクションをあのスマートが軽々とこなしているのに二度びっくり。
間違いなく進化しサイズアップし、面白いシネマになって戻ってきていた。

TVオリジナルとの差についてコメントすることは、その意味合いからナンセンスだろう。
もっとも、差がいかほどかというほどの記憶力も僕には残っていないのも現実だ。
素直にそして大いに楽しませていただいた。

キャスティングも贅沢だ。
「いい女 アン・ハサウェイ」、「最近元気な アラン・ラーキン」、「渋~い テレンス・スタンプ」
お笑い軍団を率いるスティーブ・カレルもこの援軍を得て放埓三昧かと思いきや、
結構真面目にスマートを創りあげていて興味は尽きない。
なにやら、シリーズ化を意図した展開もあり今後が期待できる。

僕が中でもいちばん感銘し笑ったのは、第九の指揮者、ありゃ誰なんだろう?
ビル・マーレイもさすが顔一部だけでは笑いをつかめなかったのに対して、
老指揮者はその存在だけでスマートさえ食っていた。
こんな意外性がコメディにはある。
他人の笑いにはついていけないように、自分の笑いにも不思議がいっぱいあるものだ。
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