ニュー・ワールド (2005)

文字数 596文字

【「わけわかんない」でいいです。】 2007/2/1




家族でニューワールドご鑑賞とのこと、良かったですね。
娘さんは「わけわかんない~」でしたか。
娘さんもいつかマリックワールドが理解できる日が来ることでしょう。
「訳わかんない・・・」との感想は、しかし、一番正直かとも思います。
マリックワールドは、このテイストそのものが醍醐味なのです。
本来僕は訳わかんないシネマは嫌いですが、マリック監督はただの訳わかんないではないとこが、他の独りよがりオタクシネマと大きく違うのです。
ご覧いただいたとおり、この映像美とスピリチュアルなテーマが彼の作品そのものです。
理解するのでなく感じることがあったとすれば幸いです。

一方、今回のような白人の植民地主義の傲慢さを一刀両断する文明批判を男女の愛の表現に託して、ハリウッド的ビジネスも見事に完成させています。
文明に触れたヒロインが死んでしまうのは、而して彼の理念からは当然な結末であり、
悲劇ではないのですが、シネマとしてはあれって感じで、訳わかんないかもしれません。
僕が感じたのは、「僕らは本当に進化しているのだろうか?物質でごまかしていないかい?」
という反省でした。
何のために生きるか、何のために死ぬか?僕らにはまだ時間はある、じっくり考えたいと思わされてしまいました。
ニューワールドという意味もその辺りにあるのでは・・・。
また、ご家族で話し合えたらいいですね。
早々
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