スターゲイト (1994) 

文字数 544文字

【やっぱり、地球の心エメリッヒ】 2008/10/19



14年前の作品だったが、結構楽しませてもらった。

その楽しみ方のひとつは、《紀元前・・・・》との関連性だろう。
見る順番は逆になってしまったけれど、それはたいした問題ではない。
《紀元前・・・》の際に感じたキーワードが「地球の心」だったが、
エメリッヒ監督は本作ですでに「地球ナショナリズム」をストレートに打ち出していた。

両作品にはピラミッド、神を偽る悪、奴隷、甦り、反乱などなど重複するアイデアが多い。
その結論は、愛すべき地球こそ神の立場に変わるもの、而して地球人は何を為すか?
もっとも、相変わらずというか、
昔からエメリッヒ監督にはエンターテイナー精神が旺盛だったことがわかった。

エジプト文明以前、紀元1万年前に存在した高度文明の謎を解く考古言語学者と宇宙特殊戦士。
冒頭1928年の謎の物体発掘のプロローグなどは、シネマのつかみのお手本だ。
プロットはSFカラーにならざるを得ないとはいえ、
恋あり、子供サービスあり、民衆蜂起ありの、盛りだくさん至れり尽くせりになっている。

むろん途中から気づいていたが、この謎は紀元前1万年前だということ。
なんと最新作 《紀元前・・・》はこのスターゲートの前日譚と思い込んでいいんですかね
・・・エメリッヒ監督?

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