ランナーランナー (2013)

文字数 565文字

【露払いシネマ】 2014/11/23



ジャスティン・ティンバーレイクとベン・アフレック、二人の男の対決物語。
よくあるテーマだ。
対決する以上、どちらかが負けることになる。
ダークサイド(演じるのはベン)が負けるとは決まっていないのが最近の常識だ。
FBIにも狙われているベンは、しかしながら僕にはまっとうなビジネスマンにしか見えなかった。
大学の授業料をネットポーカーで稼ごうとして逆に有り金すべてを摩ってしまったジャスティンに対する律儀な行動はまともだった。
勿論それが詐欺師の詐欺師たる所以ということになるのだが、あいにくベンのダークサイドはそのような義侠心を織り込んでいる。

こんな勝手な妄想が沸き起こるのは、「俳優の格」の違いなのだろう。
冗談ではあるが、体格の違いも大きい、二人並びショットはジャスティンには気の毒なくらいだった。
最後のちっぽけなどんでん返しに至るまで、僕は、馬鹿みたいに、ベンがホワイト・ナイトに変身するのを期待していた。

最近劇場で、長期化にわたってベンの話題作「ゴーン・ガール」の予告編を拝見させられている。予告編だけからではあるが、ベンお得意のダークサイド満載のサスペンスのように思われる。
そこに見えるベンと今シネマのベンがダブって見えた。

閑話休題、
もしかして、「ゴーン・ガール」の露払いシネマじゃないだろうな?
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