第41話:赤毛のアンの島観光と帰国

文字数 2,866文字

 翌朝、4時に起きて、大きな荷物を抱え、昨日、頼んでいたタクシーに乗って、ローガン・ボストン空港へ向かった。4時半について、エアカナダの搭乗口でケイトと落ちあい、途上続きをとって、カフェで朝食をとった。その後、6時過ぎに飛行機に乗り込み、「赤毛のアン」の故郷、プリンスエドワード島のシャーロットタウン空港へ飛び立った。お昼過ぎにシャーロットタウン空港に到着した。

 シャーロットタウン空港はプリンスエドワード島にあるただ1つの空港。 小さい空港なので直ぐ出られた。ケイトと佐織は、荷物を受け取った。シャーロットタウンには公共の交通機関がない。シャーロットタウン空港で待機していたタクシーケイトと2人で乗り込んだ。空港からキャベンディシュまで約12㎞、タクシーで約30分ぐらいと言われた。そこで予約した宿を言って送ってもらった。

 宿についてチェックインし、大きな荷物を置いてからキャベンディシュの町中まで徒歩10分で着き、地元のレストランで昼食をとった。プリンスエドワード島には、全土を結ぶサイクリングコース「コンフェデレーション・トレイル」が整備されていた。廃線となった線路を利用してつくられた自転車道は、村々を抜け、小川のほとりを通り、湿地帯や広葉樹林へと続いていた。

「赤毛のアン」に登場する「緑の切妻屋根のある家」のモデルとなった家が、今も大切に守られていた。。家具や小物が置かれたキッチンやアンの部屋など、アンの家を忠実に再現。特に、物語に登場する「グリーンゲイブルズハウス」を再現した家に入ると、想像したとおりのつくりになっていて、ダイニングには、テーブルと5つの椅子が配置されていた。

 ベッドルームも、小さな女の子が使っていたベッドと旗を置く台と、椅子が1つ置いてあり、ジュータンもイメージ通り、その部屋で、じっと、物語を回想して、自分が、まるで、「赤毛のアン」になった様な妙か気分にさせてくれるくらい、忠実に再現してあった。続いて訪れるのはグリーンゲイブルズ博物館。ここには赤毛のアンの作者モンゴメリが生前使用していた物などが展示されている。

 さらに、物語に度々登場するマシューの馬車も体験できる。続いて訪れるのはグリーンゲイブルズ博物館。ここには赤毛のアンの作者モンゴメリが生前使用していた物などが展示されています。さらに、モンゴメリの生家へ入ることもできる。

 可愛らしい家の中にはモンゴメリが生まれた当時の家具などが展示されており、実際に彼女が生まれた部屋も見ることができる。そして、モンゴメリのお墓参りも欠かせません。こちらのお墓は、日本のものとは雰囲気が違い、緑豊かで明るい印象があります。物語の中でも墓石に座っておしゃべりするシーンが登場しますが、日本では考えられません。シャーロットタウンでは夏季限定で『赤毛のアン』のミュージカルも上演される。

 英語での公演ですが、物語のあらすじを知っていればほとんど理解できますし、迫力ある歌とダンスは見ているだけでも楽しい。その後、自転車で今夜の宿に戻る頃には、夕日が射し、15分くらいで、宿に戻った。午後から、教えられた道をたどって10分して、その灯台へ着いた。そこは、目の前が見渡す限りの水平線。

 そして、両横はダイナミックな赤土のクリフ。風が吹き抜けていて、他には何もないところに、灯台は静かに、そして美しい姿で立っていました。入り口から灯台まであるくとけっこう遠いので、灯台が見えたくらいの場所が一番きれいな風景だった。夕方になり、海に沈んでいく夕日を見ながら、宿への帰路を急いだ。そうして、20分くらいで宿に着いた。

 宿に戻って、夕食は、プリンスエドワード島の名物、ロブスターやムール貝を溶かしバターに付けていただいたが、最高の味。ポテトサラダも美味しかったが、ここは、じゃがいもの産地としても有名と教えてくれた。明日のどこ行こうかと考えてると言うと、家の主人が、もし良かったら、車でシャーロットタウン空港へ送る途中で、セント・ダンスタンズ・バシリカ大聖堂へ行ってと言ってくれた。

 翌朝、時半に起き、朝食をとり、7時半に家を出た。8時過ぎにセント・ダンスタンズ・バシリカ大聖堂に到着し た。その後、大聖堂の写真を撮ったり、中に入り、荘厳な礼拝堂を見学した。庭のピンクの美しい花バナンの写真を撮った。男性同士が討論している銅像、聖母マリヤのような天使像、きれいなステンドグラスなど、多くの写真を撮って、9時に出発し、9時20分にシャーロットタウン空港に入った。

 そして、佐織とケイトが、登場手続きをとり、11時に飛び立ち、途中、モントリオール空港を経由して16時前に、ボストン空港に到着し、ケイトとハグして、別れた。そしてホストファミリーの家に着いて、プリンスエドワード島の土産を渡し、日本へ帰る支度を始めた。すると、お母さんが、今晩は、佐織のさよならパーティーをするからと言われた。

 その後、大きな肉を焼いて、コーラやシャンペンをついで、乾杯し、ホストファミリーの両親や家の子供達と歓談した。特に面白かったのは、小学生の末娘が、日本人が来るから、着物を着てくると思い期待していたが、普通の洋服で来たのでがっかりしたと言うと大笑いとなった。ホストファミリーの両親が、佐織は、何事にも一生懸命に努力している姿は素敵だった。

 日本に帰って、是非、成功して、結婚して、ファミリーを作ったら、また、うちを訪ねて来て下さいねと言うと、佐織は、感激のあまり、大粒の涙を流し、母と抱き合って泣き、再開を約束した。そうして2時間ほどして、終了し、シャワーを浴びて、21時には、床についた。翌朝、ホストファミリーの両親が、10時に、車でボストン空港まで送ってくれた。

 その後、登場手続きをとって、ゆっくりと昼食をとり、出発時刻を待ち、13時過ぎに乗り込み、成田空港に向かって飛び立った。その後、この1ケ月の日々を回想していると、自然と涙が出て来て、ハンカチでふいた。少し疲れたと感じると、いつの間にか夢の中へ、数時間寝て、起き、上映中の映画を見て、また、寝てしまった。その後、食事が運ばれ、起こされてた。

 また、映画を見て、うつらうつらしているうち、寝てしまい、あと1時間で成田空港につきますとアナウンスが流れた。そして、少しして成田空港に到着し、9月2日火曜日、17時前に空港を出て、17時過ぎの新横浜行き高速バスに乗った。やがて、19時半にバス停に降りると、両親が迎えに来てくれていて、お帰りと行ってくれ、自宅に帰った。そこで、お土産とカナダの話を0時頃までして、床についた。

 そして、翌日、佐織は、時差呆けで、まだ完全ではない、頭で橫浜国大のキャンパスに入って、授業を受けたが、眠くなってたまらなかった。そこで、休み時間、キャンパスのカフェでブラックコーヒーを飲んで、眠気を覚まそうと努力しながら、授業を受けた。
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