第15話:八ヶ岳ドライブと諏訪大社めぐり

文字数 2,832文字

 それを聞き興味を持ったので行くと急な坂道になり、そこをひたすら上り、20分位で天女山の駐車場に到着した。標高1529mの頂上近くの駐車場に車を止めて歩くと、天女山の駐車場から20から30m、下った所が山頂となっていた。あまりに涼しい風を感じて、岩に座っていると、半袖のすそから入ってくる涼しい風で、体が冷えてきた。

 そこで、駐車場に戻り車の中に入り、車の内側が見られないように、カーテンを閉めて、休憩をとることにした。すると、知らず知らずのうちに、奥さん以外は、全員、眠りについて、1時間近くして、たまらず、奥さんが、いつまで寝てるのと言って、おこした。そして、車で出発して、野辺山にある国立天文台・野辺山宇宙電波観測所へ向かった。20分で到着した。

 入場料が無料で、あるが施設内は、携帯電話の電源オフが規則ですと告げられて、電源を切った。澄んだ空気の中、気持ちよく施設内を見てまわることができた。大小さまざまな電波望遠鏡があり「特に小さなものは自身の背丈ほど」、それらを見比べていると、まるで親子の電波望遠鏡にみえた。ちなみにいちばん大きな電波望遠鏡は45mと強大な大きさで圧倒された。

 夕方、17時で、見学終了となり、天文台を後にした。その後、予約した小海線の日本の鉄道最高地点神社の近くのホテルにチェックインした。そこは、簡素な3階建てホテルだった。その晩は、地元で採れた野菜をふんだんに使った料理で肉と魚のどちらかを選べる様になっていた。肉は、近くの牧場のもので、魚は天然鮎の塩焼きだった。男性達は肉と、女性達は魚を選んだ。

 地元のワインを売店で買い、風呂から上げると、大人達で、今日の旅行の話で盛り上がり、子供達は21時過ぎ、大人達は23時頃まで、話を続けた。都会から3時間で、こんなに涼しく、美しい場所が、あるのを知って感動したと話し合った。翌朝7時半に起き、ホテル周辺を散歩すると、半袖では寒く、用意してきた、薄い上着を羽織って歩いた。20分程で宿に戻り朝食をゆっくりと食べた。

 その後、9時半に宿を後にして、小海方面に向かった。山岳道路を30分行くと松原湖という看板が出て来て、松原湖入り口を左折して坂道を上がっていった。しばらく行くと小海リエックスホテルの看板が見え、一休みすることにして、ホテルに入り、ケーキセットを注文して、ゆっくりとした。

 ホテルの人に観光情報聞くと、前の道をまっすぐ行くと公衆トイレの前の駐車場があると教えられた。そこに車を止めて、白駒池へ徒歩30分でいけると言われ、子供連れで、きつい場合は、白駒の森の苔を観察してくるのも面白いですよと言われた。散策だけでしたら往復30分程度ですと話してくれた。食事を終え、精算して、情報をくれたホテルの人にお礼を言って、車に乗り込んだ。

 その後、言われたように入っていくと、曲がりくねった道と鳴りメルヘン街道と書いてあった。しばらく行くと、公衆トイレがあり、車を止めて、水筒を持って、5人、そろってハイキングに出かけた、白駒池と書いて方の森に入っていくと、少しして苔むした大きな林に入り、日射しの入るところでカメラに撮った。

 そして、よく観察してみると、その苔と言うか水草というか、目の非常に細かい芝生というかじゅうたんのようになっていて、水を十分に含んでいて手で掴むと水が染み出てきた。その他、いろんな形の岩や、大きな木がたくさんあり、その周辺を散策して、多くの写真を撮って、30分位して車に戻って来た。

 その他、いろんな形の岩や、大きな木がたくさんあり、その周辺を散策して、多くの写真を撮って、30分位して車に戻って来た。すると午後14時を過ぎていたので、奥蓼科、蓼科を経由して諏訪に到着したのが16時過ぎていて、諏訪湖の湖畔のホテルにチェックインした。その後、大人達は仮眠して、17時半に起きて、諏訪の温泉に入って、ゆっくりとして18時半に夕食を取りにホテルのレストランへ行った。

翌日は、朝7時に起きて、諏訪湖の湖畔の歩道を散歩して、冷えた体を暖めるために朝風呂に入って、9時に朝食を食べに行った、その後、部屋で、ゆっくりして、10時にチェックアウトした。その後、諏訪神社の上社前宮に出かけた。ここ、上社の前宮は、諏訪大明神がはじめてご出現になられたのが、上社の前宮付近、県道からはいって一段と高くなったところの広場一帯の神原「ごうばら」だと伝えられている。

前宮は本宮に対し、それより「前にあった宮」の意味とも考えられてい。また、前宮の本殿は、諏訪大明神が最初に居を構えた地であり、「諏訪信仰発祥の地」ともいわれています。また、御柱を4本すべて触れてまわれるのは、上社の前宮だけである。上社の前宮「四之御柱」付近には、御手洗川上流の山の中から湧き出した「水眼」の清流が流れています。

 前宮のご神域を流れる清流のことを「すいが」と呼び、古くからご神水として大切にされてきたそうです。中世においては、この川で心身を清め、前宮の重要神事の際に用いられたと記録されています。飲用もできるとのことなので、パワーあふれるこのお水をペットボトルにいれて飲むことにした。

 諏訪大社は4つの宮の総称であり諏訪湖南側にある本宮、前宮2つの宮が「上社」と呼ばれて
います。上社、下社は先にできたのが上社と伝わっており、祭事の内容や言い伝えから「狩猟的」な側面をもっているといわれています「鳥と鹿肉、そして鹿頭が添えられていた御頭祭りは顕著な例」。また通常神社は南もしくは東側に向かって鎮座していますが諏訪大社の本宮・前宮の2上社はご神体である守屋山がある北側を向いています。

 一般的に本宮と呼ばれているお社は正式には「上社本宮」と呼ばれ、ご神体である守屋山の麓に鎮座しています。この本宮は4つのお社のなかで最も重要でかつ貴重な建造物が集まっており、また本殿を持たない諏訪造りという独持の様式となっています。

 諏訪大社4社のうち諏訪湖北岸に鎮座する2社は下社とよばれ、それぞれ秋宮、春宮とよばれています。春宮と秋宮は、同じ図面をもとに造られた兄弟殿で、呼称は祭神が鎮座する季節により命名されたもの。秋宮は一位の木を、春宮は杉の木を御神木としています。上社が狩猟的な側面を持っているのに対して下社は農耕的な側面を持っているといわれています

 下社の秋宮は旧中山道と甲州街道が分岐する下諏訪宿の近くに鎮座し、交通の便の良さから古来より参拝者が一番多いといわれ見所も多いお社です。巨大な注連縄で有名な神楽殿は重要文化財に指定されています。下社春宮は、直ぐ近くを小川が流れ四宮のなかでは最も静かで落ち着いた雰囲気の境内となっている。お社の中核をなす幣拝殿は江戸時代の1780年に建造されたもので、欄干「らんかん」に施された竜の彫刻は見応えがある。
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