次回予告:懲役200年

文字数 1,279文字

※このページは本編ではありません
マオマオのネットショッピング〜〜
唐突に新コーナー!?
これ次回予告だよね!?
お腹のたるみが気になるの。

夏に向けて、今からお腹周りを引き締めたいの。


そんなあなたに朗報! 我が社の開発した最新の腹筋ローラーを使えば! 1秒で腹筋がバッキバキ!!
1秒で!?
ありえないでしょ!
なんとこの腹筋ローラー、重さが1トンあるんです!

なんですと~~~~!?

い、いい、1トン!?

そりゃそんな腹筋ローラー回せたら、腹筋バッキバキだろうけど!
腹筋ローラー回せるようになるまでの時間を考えたら、1秒どころじゃないよね?
一生かかっても無理だと思うけど!?
はい、いい質問です。
そんな腹筋ローラー、使えるわけないだろ!
そう思ったあなたには、こちらのドーピングコンソメスープがオススメです
どこかで聞いたことあるスープ来ちゃった━(;´Д`) ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)´,_ゝ`)・A・)・_ゝ・)━!!!
このスープを口にするだけで、鉄鍋ですらぺしゃんこにすることが可能です
もう腹筋ローラーいらなくない?
ちょっと待って。ドーピングって、身体に悪くないの?
わかります。不安ですよね。そんな方には、こちらのパワーアップポーションがオススメです
不安な方に別の商品すすめちゃうの!?
それって、ドーピングコンソメスープはヤバイ! みたいに聞こえるんだけど
このポーションを口にするだけで、あら不思議。鉄鍋ですらぺしゃんこにできるボデーーー! に大変身!
それスープを瓶に移しただけじゃない!?

横からごちゃごちゃうっせぇ!

アレすんぞ! あの幼馴染のようにな!!

あの幼馴染のように……?

ミユちゃんのことか……ミユちゃんのことかーーーー!!

って! アレってなに!?

ミユちゃんになにしたの!?

ちょ~~~~っとアルコールの入っているお菓子を与えただけなんだけんど

アハハハハ!

見てみて! おっきなちょーちょさんだわ! アハハハハハ♪

酔って幼児退行!?

え? ちょーちょさん、本当は蛾なの? 怪獣さんなの?

だから全長100メートルくらいあるのね

それモスラじゃない!?

ミユちゃんにはなにが見えているの!?

とかなんとかやっている間に!

おおっと! 早くも腹筋ローラーを求める注文の電話が殺到しております!!

電話番号公開してないのに!
どこからの電話なの?

怖いよ!!

っていうかネットショッピングじゃなかったの!?

はいお電話ありがとうござい――え? 警察?
まさかの!?
本当に怖い電話きちゃったああああーーーー!!
どうなっちゃうのマオちゃーーーん!!

というわけで次回!


「詐欺師マオ
第4話 懲役200年」


詐欺師言っちゃった!?
しかも捕まってるーーー!!
異議あり!
誰も聞き入れないその言葉。吹き荒れる、自業自得の嵐
っていうかこの次回予告、ディスガイアネタだよね?
紗彩好き好きちゅっちゅ結婚しましょ~~~!
 ミユちゃんの押し倒し!!

きゃああああ!

早く酔いからさめてーーーーー!!

4話目にして、危ういサヤサヤの貞操。

はてさてこの先どうなりますことやら

もうこのコーナー、めちゃくちゃだよ!!
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登場人物紹介

夏木紗彩(なつきさあや) 高2


夢を諦めた少女。幼い頃からパティシエールに憧れていたが、幼馴染のミユに実力差を見せつけられ、心が折れた。今はコンビニやお店のスイーツをレポする動画「紗彩チャンネル」を運営。そこそこ人気でお小遣い稼ぎにはなっているが、一方で夢を追うキラキラした人たちに嫉妬していて、いつもどこか不満げ。夢を諦めた瞬間から、スイーツの幻影が見えるように。

春風ミユ 高2


夢を本気で追う少女。紗彩の幼馴染で、実家は人気スイーツ店「ハルカゼ」。幼い頃からパティシエールを目指し修行している。スイーツへの情熱が凄い。一方で、本気で努力せず「できない」と口にする人の気持ちが理解できず、女子とは喧嘩になりやすい。そのため、紗彩以外の友だちがいない

クリームの声が聞こえるらしい。

氷崎マオ 高2


夢を応援できる少女。いつもゲーセンで遊んでばかりの帰宅部。友達も多く、リア充。勉強もちゃんとするし、成績は平均より少し上程度。なんでもそこそこにこなせるけど、特別得意なことがあるわけではなく、夢を持っているわけでもない。だから、学生でありながら好きなことで金を稼ぐ紗彩が羨ましくて、それなのになぜ不満を抱いているのか、理解できずにいる。

冬兎チユキ 高2


夢追い人を尊敬し、夢を持ちたい少女
今が楽しければそれでいいじゃん、という考えで適当に生きている。甘いもの大好き、紗彩の動画もチェックしている。普通の女子高生。ミユには嫌われている。

アーニャ 20歳


夢のために他を犠牲にした女。売れない大道芸人。好きなこと以外はやりたくない。だけど、好きなことのためならなんでもする。様々な芸をこなし、歌もダンスもモノマネも出来るし、はやりのネタにはすぐに飛びつく。夢のために高校を中退している。努力家。


黒井先生 


夢を追い別の道にたどり着いた大人。主人公たちの担任にして、体育教師。かつてはプロ野球選手になりたいという、平凡だが大きな夢を抱いていた。レギュラーにもなれず夢に破れてからは、応援してくれた監督に感謝し、彼のような教師になりたいと考えた。必死に勉強し、今の立場にある。


スイーツの幻影


紗彩にだけ見える。「夢を諦めて本当にいいの?」「後悔してない?」と、事あるごとに語りかけてくる。

クリームの幻聴


ミユにだけ聞こえる。心の迷いを表しているらしい。

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