次回予告:アタシ、アイドルになる!!

文字数 552文字

 ※本編ではありません

ここは次回予告のコーナー。本編とは関係なんで、いきおいでやっていくぜ。


「夢」をテーマにはじまったこの物語!

主人公はスイーツの幻影が見えるという、イッっちまった女・紗彩!!

ちょっと!

紹介の仕方が酷くない!?

だってよ、おかしいだろ。スイーツの幻影が見えるって。

どういうこったよ?

それは、私の心の迷いを、ケーキの幻影で表しているっていう……1つの表現?

じゃあもうひとりの自分とかでいいだろ。

なんだよ、ケーキがしゃべるって。


お前クスリでもやってんのか!

私は正常です!
いつから正常だと錯覚していたのか
え? ええ……??

実はな、アタシもミユミユも実在しないんだ

ま、まさか……この世界そのものが、私の見ている幻だというの!?
アタシもミユミユも二次元のキャラクターで、実在しないんだ

そういう意味!?

だったら私も存在してないよ!!


いや、してるよ!

二次元とか急に意味わからないこと言わないで!

メタネタ禁止!!

(アタシたちが存在している。お前が思うんなら、そうなのかもな。お前の中では)
あ、頭の中に直接声が!?

というわけで次回、


「氷崎マオの華麗なる活躍!

第2話 アタシ、アイドルになる!!」


月からやってきたのは、兎のスカウトマン。次もぜってーみてくれよな!

作品乗っ取られた!?

主人公私なのにーーーーっ!!

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登場人物紹介

夏木紗彩(なつきさあや) 高2


夢を諦めた少女。幼い頃からパティシエールに憧れていたが、幼馴染のミユに実力差を見せつけられ、心が折れた。今はコンビニやお店のスイーツをレポする動画「紗彩チャンネル」を運営。そこそこ人気でお小遣い稼ぎにはなっているが、一方で夢を追うキラキラした人たちに嫉妬していて、いつもどこか不満げ。夢を諦めた瞬間から、スイーツの幻影が見えるように。

春風ミユ 高2


夢を本気で追う少女。紗彩の幼馴染で、実家は人気スイーツ店「ハルカゼ」。幼い頃からパティシエールを目指し修行している。スイーツへの情熱が凄い。一方で、本気で努力せず「できない」と口にする人の気持ちが理解できず、女子とは喧嘩になりやすい。そのため、紗彩以外の友だちがいない

クリームの声が聞こえるらしい。

氷崎マオ 高2


夢を応援できる少女。いつもゲーセンで遊んでばかりの帰宅部。友達も多く、リア充。勉強もちゃんとするし、成績は平均より少し上程度。なんでもそこそこにこなせるけど、特別得意なことがあるわけではなく、夢を持っているわけでもない。だから、学生でありながら好きなことで金を稼ぐ紗彩が羨ましくて、それなのになぜ不満を抱いているのか、理解できずにいる。

冬兎チユキ 高2


夢追い人を尊敬し、夢を持ちたい少女
今が楽しければそれでいいじゃん、という考えで適当に生きている。甘いもの大好き、紗彩の動画もチェックしている。普通の女子高生。ミユには嫌われている。

アーニャ 20歳


夢のために他を犠牲にした女。売れない大道芸人。好きなこと以外はやりたくない。だけど、好きなことのためならなんでもする。様々な芸をこなし、歌もダンスもモノマネも出来るし、はやりのネタにはすぐに飛びつく。夢のために高校を中退している。努力家。


黒井先生 


夢を追い別の道にたどり着いた大人。主人公たちの担任にして、体育教師。かつてはプロ野球選手になりたいという、平凡だが大きな夢を抱いていた。レギュラーにもなれず夢に破れてからは、応援してくれた監督に感謝し、彼のような教師になりたいと考えた。必死に勉強し、今の立場にある。


スイーツの幻影


紗彩にだけ見える。「夢を諦めて本当にいいの?」「後悔してない?」と、事あるごとに語りかけてくる。

クリームの幻聴


ミユにだけ聞こえる。心の迷いを表しているらしい。

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