第11話 慈愛の天使
文字数 2,012文字
部屋の中に最強の暖房を入れ、スバルはTシャツになるとキッチンへと向かった。
部屋の中は大変な暑さになっている。
スバルは手際良くシュークリームやクッキー、プレッツェルなどを作り、やがてオーブン待ちの生地がズラリとキッチン台に並ぶ。
出来上がりを待つ間に湯豆腐を作り、ポン酢でさっぱり頂くことにした。
スバルはジンジャーエールで乾杯すると、熱々の湯豆腐を食べ始めた。
湯豆腐を食べながらガスオーブンの様子を見て、行き来を繰り返しながらお菓子を作り上げていく。
大量に焼き上がったお菓子を冷ましてからラッピングをし、二人は就寝準備をして床についた。
横で添い寝をするソロネを見ながら、スバルは溜息を吐いた。
やがて話疲れた頃に、スバルは静かに眠りについた。