ぱっつん少女だな - 1-0

文字数 749文字

本日、学校は半日で授業終了
会合だったか行事の準備だったか教師の飲み会だったかなんだったか担任がなんか言っていた気もするが覚えちゃいない。
まあ、実際どーでもよいのだ。こんなウララな午後の日に突然授業が休みになるなんて、いやっほーいとか叫びたい。
しかもうれしい事に今日はあの大人気コミック『ディバイダ・ガール』第七巻の発売日なのだ!

いやっほーい!

なんとオリジナルDVD付き!
みんな大好き水着回っ しかも温泉回でもあるんだぜっ!!
謎のっ、謎の光は果たして出現するのかかっっ!! 乞う、ご期待!
で、まあ、入学して日も浅く、まだそんなに親しくはない級友の何人かが放課後にゲーセン行こうぜーとかカラオケ行こうぜーとか誘ってくれて有難くはあったが
他の日ならば喜んで一緒に行かせて頂きたいところだが、今日ばかりは丁寧にお断りをし、一目散に書店へダッシュ!
そしてコミックスばっちりゲットだぜっ
明日も休みだし、これから家に帰ったらカップ焼きそばでも(じょく)しながらジックリと堪能(たんのう)させていただく事としましょう。
ああ、それにしても謎の光の有無がになる。
あ、ちなみにちょっとどうでも良い事だが一言。俺はいわゆる『オタク』と呼ばれている人種ではない。
まあ、趣味的にはだいぶ似通ってはいるし、ごく一般的な普通に常識のある方々の目には同じに映るかもしれないが。
えっと別に『オタク』って呼ばれるのがなんじゃない。
本物の『オタク』の皆さんのような、日本海溝よりも深い知識や大噴火して煮えたぎる灼熱のマグマのような情熱! そのような方々の足元にも及ばないライト層だからだ。
オタク』と俺が呼ばれるのは、余りにも(おそ)多くて無理だ。
自ら名乗るとするならば『ファン』くらいが妥当なんじゃないかなとう。
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登場人物紹介

ミリアリア・タエコ・ルラララ

銀河連邦警察、地球駐在所勤務、警察官見習い。15歳。

日本人の母と宇宙人の父の間に生まれ、幼い頃に父の転勤で地球から外惑星に旅立つ。

ササラ・サラザリ・マーリン

大魔法使いアングリーズ・マーリンの最後の孫にして最後の弟子。

自称千年に一人の大天才魔法使い。異世界人。11歳。

罰野 場継(ばつの ばつ)』

自称オタクじゃない、一見平凡そうに見えるが、その実本当に平凡な一介の高校一年生。(なのか?)15歳。

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