ぱっつん少女だな ー 3-2
文字数 1,112文字
金パッツンで胸ぱっつんな美少女天使が上目遣いに俺を見つめている。
そんな切ない表情をされると俺は、キックどころかパンチでもジャーマンでも雪崩式のバックブリーカーでも矢でも鉄砲でも持って来ーーーいっ! って気分になる。
なんなら頭蓋骨叩き割ってくれてもかまいませんよっっ!
俺は辛うじて無理やり声を絞り出す。
(あるぞここに)
(人の事は言えんぞ)
(伏字はやめろ)
俺は深々と頭を下げ、右手を少女の前に差し出す。
少女の頭上に伸ばして開いた手の先の空。良く晴れたのどかで春うららな空。
突然頭上にだけ黒く厚い雲が渦巻いている。閃光も見える。
突然頭上にだけ黒く厚い雲が渦巻いている。閃光も見える。
黒雲を突き抜けて銀色に光り輝く巨大な飛行メカが頭の上に現れた。全長は四百メートルを越えているだろうか。