プッツン少女かよ - 8-1
文字数 1,195文字
艦の両舷側の太短いメカメカしい複雑な砲塔から発射されている青い光は荷電粒子砲だろうか。その下には上下にスリットの入った四角く細長い砲身が設置されており、黒い物体を超高速で射出している。あれはレールガンか?
艦橋の後部からは大型小型のミサイル群が撃ち出されている。その他にも大出力レーザーっぽい赤い光を放っている砲身が多数、パラボラアンテナ風な装置から何かを照射している物、複雑な形のメカから稲妻のような光線を放つ物など、もうむちゃくちゃな種類と量の一斉射撃だ。
それらがササラ一人に向かって絶え間ない集中砲火を浴びせ続けている。
ミリアが無敵だと言ってた分厚い時空間断絶バリアとか言う奴のおかげなのか、俺には着弾地点の超絶激しいであろう爆発音や地響きなどは全く感じられないが、バリア越しに見えるササラが立っていた大地はとんでもない状況になっている。