ぱっつん少女だな - 1-2

文字数 515文字

ギャラクティカ』と『ウルトラ』と『スーパー』と『ダイナマイト』それに『ディメンション』だから種類も順番も合っていてパワーも十分に出ていたはず。
ああ、なるほど。()られる直前に聞こえたあの訳の分からん叫びか。組み合わせで効果威力が変えられるとかって感じかな。
って何言ってるのか分かんねーよーーっ
           あの……。
と、ぱっつん少女が申し訳なさそうなで声を掛けて来た。うん、かわいい
もうそんなにくもないし、こんな美少女に声を掛けられるなんて今後ないかもしれないし、触れ合うのなんてもっての(ほか)かもしれない。
ただしの触れ合いだけれどもね。
もう許してあげるよ。何か鬱憤(うっぷん)でも()まっていて感情が爆発しちゃったんだろう。人間、そんな時もあるさ。だって人間だもの
       あの、もう一度キックしてもいいですか?
なんでやあああああーーーーーっっ!!
俺は思わず速攻で大声を上げてしまった。
咄嗟(とっさ)突っ込んでしまったが気を取り直し、ゴホンとひとつ咳払いをしてから少女に声をかけた。ちょっと怒ってますよ感を込めながら。
……この暴挙に対する説明をじっくりと聞かせてもらおうじゃないか。
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登場人物紹介

ミリアリア・タエコ・ルラララ

銀河連邦警察、地球駐在所勤務、警察官見習い。15歳。

日本人の母と宇宙人の父の間に生まれ、幼い頃に父の転勤で地球から外惑星に旅立つ。

ササラ・サラザリ・マーリン

大魔法使いアングリーズ・マーリンの最後の孫にして最後の弟子。

自称千年に一人の大天才魔法使い。異世界人。11歳。

罰野 場継(ばつの ばつ)』

自称オタクじゃない、一見平凡そうに見えるが、その実本当に平凡な一介の高校一年生。(なのか?)15歳。

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