プッツン少女かよ - 11-2
文字数 1,458文字
全高四メートルほどの小型ロボである装甲戦闘服は、両膝を曲げ、両腕を前方に伸ばし、頭部らしき部分を地面に擦 り付け、『ザ・土下座』のスタイルをとっている。
棍棒代わりに使うと言っていたビーム砲は、元の場所に放置されたままだ。
ミリアがササラの名を叫んだ直後、地面が爆発するような激しい閃光が迸 った。
乾いた固く締まった大地がひび割れ砕けて宙に舞う。地面から青白く輝く太い稲妻が天に向かって幾筋も突き抜ける。
凄まじい電撃がササラの全身を包み込んでいる。
装甲戦闘服のごつい金属製の両の手の平が、電撃を放ちながらササラの身体を包み込むようにして握りしめた。
その時、地面を走っていた細い電撃がチョロっと俺の尻をかすめた。
空中で悶絶している俺の尻から薄くほのかな煙が立ち昇り、ほんのりとした焦げた香りが匂い立つ。
放ち続けられる青白い電撃と、握りしめたロボの指の隙間からササラが見える。
倒れてぐったりとしているようだ。全身に浴びせられた電撃のショックのせいなのだろう。
地面に横たえられた小学生ササラの小っちゃな身体。口を少し開き、軽く眉を寄せた、うっすらと紅潮するそのぷにぷにとした顔の表情は少し苦しげに見える。
ロ×コ×の皆さんがササラの今のこの状態、この表情を見たとしたら、一体どんな反応をするのやら。
別にロ×コ×じゃない俺には、今のこのササラを見てカワイイっ! とか萌えるっ! などという感情なんかは一切湧かないからなっ!! ホントだよっ!!! 信じろよっ!!!!
(あー、ワシはじゃなー)(黙ってろ、エロじじい)(ホホホっ)(ギギ、ギ、ギギギッ)(%$#=~\\♪!!)(アハハっ)(ボクは、ボクはっ)(けけけけけっ)(ぶもっしゅ、もっしゅ)