第55話
文字数 471文字
部活が終わり、部活に勧誘してくれた部長をしている同級生と一緒に帰路につく。
「りりこちゃんは高校どうするの?」
「私ぃ~?どうしよ、考えてないかなぁ。」
「一緒の高校行こうよ。」
「いいねぇ、部長と一緒だったらたのしそ。」
「行こう、りりこちゃんなら大丈夫だよ。」
「テスト受けたことないのに?」
テストは受けたことがなかった、毎回テストの結果の資料はもらうが、書いてある文字は[測定不能]だ。
「りりこちゃんってなんでもできるイメージなんだけど、運動できるし、勉強はわかんないけどなんでもそつなくこなしてるイメージ。」
「私は何にもできないよ、運動だけは得意かもしれないけど。」
「そっかぁ、やっぱり、高校一緒のところ受けよう?」
「できたらねぇ。」
高校での生活はどうなるのか、期待がないわけではないが、期待以上に怖い。
誰に何を言われても気にしない、父が私に関心がなくても、祖母にどんなに辛く当たられても、友達だと思っていた人たちにハブかれても、気にしないことにすればダメージが少ないことは知っているし、どうしようもなかったと、割り切ったと信じていたかったのだ。
「りりこちゃんは高校どうするの?」
「私ぃ~?どうしよ、考えてないかなぁ。」
「一緒の高校行こうよ。」
「いいねぇ、部長と一緒だったらたのしそ。」
「行こう、りりこちゃんなら大丈夫だよ。」
「テスト受けたことないのに?」
テストは受けたことがなかった、毎回テストの結果の資料はもらうが、書いてある文字は[測定不能]だ。
「りりこちゃんってなんでもできるイメージなんだけど、運動できるし、勉強はわかんないけどなんでもそつなくこなしてるイメージ。」
「私は何にもできないよ、運動だけは得意かもしれないけど。」
「そっかぁ、やっぱり、高校一緒のところ受けよう?」
「できたらねぇ。」
高校での生活はどうなるのか、期待がないわけではないが、期待以上に怖い。
誰に何を言われても気にしない、父が私に関心がなくても、祖母にどんなに辛く当たられても、友達だと思っていた人たちにハブかれても、気にしないことにすればダメージが少ないことは知っているし、どうしようもなかったと、割り切ったと信じていたかったのだ。