第58話

文字数 777文字

起きたら8時、いつもより2時間早起きで天気は少し靄がかかっているが予報では晴れだ、後でカラッとした秋晴れになっていくだろう。
歯磨きと洗顔を済ませて制服に着替える、朝ご飯は途中でコンビニに寄って食べてから会場に向かうことにして小銭入れだけ制服のポケットに入れて自転車に乗った。

秋の朝は少し肌寒いがなんだかんだ少し寒いくらいが心地よく感じてしまう。
最近会場の近くにスイーツが売りのコンビニが地域で初めて実装されたと藤から聞いていたからそこで朝ご飯のおにぎりと甘いものを購入する。
甘いものを食べているときは幸せを感じる、頭の中がおいしいと幸せで満ちるのはとても充実する瞬間だったし、同級生の発表自体に全く興味がなかったが、先生がハロウィンにかこつけてでもスイーツを持ってきてくれたのは事実だったのでとりあえず行かなきゃいけないんだろうなという気持ちだった。
11時頃に到着した、会場に入れば保護者席と案内が出ていて、昨日先生に説明された通り歩いて向かえば同じような不登校の生徒が入口すぐ横の席に何人か座っている、ちょうど3年生、私の同級生たちの修学旅行で学習した内容の発表だった。
1番隅の席に座ることにして発表を見学することにした。

修学旅行は市の方でお金を出してくれるということで私も参加をしたが、全くいい思い出が全くないのでいつか書くかもしれないが今回は割愛する。
同級生達の発表は修学旅行の充実感や学習内容を劇にしているのだが、修学旅行が充実しなかった私には全く感情移入ができず、気分が悪くなるだけだったので少し仮眠をとることにした。
目が覚めた時にはお昼の時間で、生徒たちはお弁当を食べているらしい、隣に座っている不登校の生徒もお弁当に箸をつけている。
お昼の事を全く考えていなかったが、食事はしたばかりだったので気分転換と飲み物を買うために外に出ることにした。
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