第40話 社畜はそろそろ帰ります

文字数 649文字

男子チームはどうなの?

同意書にチェック入れたでしょ?

チェック入れていないよ。俺はシナモン先生とグリ君の話は聞くことにしているから。
俺もー。

俺も入れていないぜ。

普通、『同意する場合、チェックを入れてください』だろ? それが『チェックを入れなさい』って命令口調だったから、ムカついてチェック入れなかった。

何人たりとも俺に命令するな。

イイネ、サンショウ。……あれ、アタシ感覚おかしくなっている?

規約読んだ上で同意しませんでした。自分を縛りたくなかったので。

さすが俺のミリン。
(先輩、みんなの前ではベタベタしないでくださいって言っておいたのに)
あ、そう、みんな無事でよかったわね。(イラッ)
ユーカリさん、なかなかみんなに尊敬してもらえませんね。(笑)
モカ、うるさい。……私そろそろ帰ろうかしら。バカンスもいいけど、仕事をしていないと、なんかこう落ち着かないの。
さすが生粋の社畜ですね。悲しいけどその気持ち、よーくわかります。
3日後、スッキリとした表情で9番ゲートをあとにするユーカリ&モカ。


モカは、ユーカリには内緒でこっそり女子たちと連絡先を交換し合っていた。

モカはマブダチになったから心配ないけどさ、ユーカリの野郎はいまいち信用できない。

アタシらのこと運営にチクったりしないかな?

大丈夫、対処済み。私の『構成(ネーム)』でユーカリの記憶の一部を上書き済み。
え!? そんなことできるの? ずっとマンガの下書きみたいなモノ描いているなと思っていたけど。
ユーカリ&モカで初回1話目をリリース。爽快なバディ物よ。
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