第37話 歴代の自分に感謝

文字数 545文字

流星群の夜。


シナモンは流れ星を見上げ、手を合わせる。

シナモン、なにお願いしたの?

えっとね、お願いじゃなくて報告? オリジナルと今までのスペア達にね、

「私、今、すっごく幸せだから、安心してね」って。


過去の自分が心配しちゃうといけないから??? 上手く言えないなっ(焦)

そういうの共時性っていうんだっけ? シンクロニシティー? 過去現在未来同時に存在するような感覚って。


シナモン、今4代目だよね。

うん。コウジは5代目だったよね。

そう。先代達みたいに見境無く突っ走るのはもうNGだよな。

これからは全部リモートで遠隔操作と自動化すればいいし。


気合いやガッツ見せたりする小芝居はもういらないね。実績さえ出せばいいんだから。

私のスキル、『地上げ(ソリューション!)』『開発許可(ファンタジスタ)』はダンプやショベルカー使っていたけど、それも無人で自動運転できるようになったのがよかったぁー。


アールグレイとミリンが全部セッティングしてくれた。運転苦手なんだもん。

シナモン、獣道に逃げ込んだ敵を追うため道を開拓してくれたけど、強引すぎて舗装されている道路まで破壊していたよな。
言わないで~それもユーカリに怒られた~悪気無いのに~
とにかく! 運営から足抜けしたから、もう戦わなくていいしな。
そうだった!(笑)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色