第20話 一方その頃……チャイとアールグレイの内緒話
文字数 1,119文字
ゲンマイ課長がバジルちゃんの廃棄を思いとどまったのは正解だよ。
『反射鏡(ブーメラン)』バジルちゃんを攻撃すると、その攻撃が敵にそっくり返るんだろ? 時間差で不意に返ったり、ジワジワ何代にも渡ったり、家族や恋人とか自分の弱点に反射したり……
使い途やアレンジ考えるだけで楽しいよ~
バジルちゃんを脳機能研究センター極北別館に収監してもよかったんだけどね。
ユーカリのネットワーク『白ヤギ黒ヤギ(DM)』でバレたとき面倒だからさ。で、こんなところまで来ちゃった。
ユーカリと別れるとき、大変だったな~(笑)
境川近くの崖で、貝の化石を見つけたミリン。
アールグレイに見せようと持ってきた。
ミリンはまだアールグレイが運営の手先とは信じられないでいた。
貝の化石をアールグレイに渡すと、走り去るチャイ。
後ろ姿を呆然と見送るアールグレイ。
バツの悪そうなチャイ。