第14話 ※続、やる気が出なかったためタイトル無し
文字数 1,111文字
以前は、やる気が出ない理由について考えましたわ。今度は、やる気が出る方法について考えましょう。
やはり、やる気を出すことなど不可能だったのですわ。
他の方々は、どのようにしてやる気を出しているのでしょう。
きっと皆、能力者なのですわ。
尊敬ですわ、謙譲ですわ、蔑みますわ。
しかし、一般的なやる気を出す方法はあるはずですわ。
例えば、褒めるという方法がありますわ。褒められると喜びに繋がり、やる気が出ますわ。
本部や赤の他人に褒められた所で、何も嬉しくないですわ。やる気なんて出ませんわ。
では、怒られるという手法もありますわ。恐怖心で、やる気が出てきますわ。
以前述べた通り、恐怖心は克服しましたわ。そのため、やる気は出ませんわ。
では、ご褒美はどうでしょう? 何か物があれば、やる気も出るのでは無いでしょうか。
私が最も欲しい物はだらけた時間ですわ。そのため働かない方がご褒美になりますわ。
今、私達はだらけていますわ。このだらけが苦痛になれば、やる気が出ますわ。
可能性はありますわ。もし無限にだらけていたら、私達とはいえ流石に苦痛になりませんか?
確かに、その通りですわね。私も無限にだらける自信はありませんわ。
これで、安心ですね。本部にはこの録音を送信し、やる気が出るまでだらけると伝えましょう。
『いったい、いつまで待てばやる気が出るのですか?』と言われましたわ。
【背景画像】
ホテルの一室:ぽんこ様(illustAC様より)
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