第3話 公園で遊んでいたら、恋心が揺れておかしくなりました。
文字数 1,806文字
この国のルールでは、問題無いですわ。
ただし、変な人と思われるかもしれませんわ。
これはその名の通り、台を滑りますわ。
階段を登り、斜めの台を滑りますわ。
そうですわね。
これは高い所から降りる際のスピードが、楽しいという感情を生むのでしょうね。
その通りですわね。
このスピード感が溜まりませんわ。
確かに、ニーコの言う通りですわ。
他の物も試してみたいですわ。
お互いが板の対面に座り、体重を利用して上下するという遊具ですわ。
乗りましたわ。
では、私が地面を蹴るので、ニーコは体重をかけてください。
では、次に私が地面を蹴りますので、お姉様は体重をかけてください。
お姉様、まだやるのですか?
十分情報は集まりましたわ。
お姉様、まだやっていない遊具が残ってますわ。
それもきっと、楽しいですわよ。
次は、ブランコですわ。
これは、乗って、重心を移動させて、板を揺らす物ですわ。
ほら、さっさと乗りますわ。
大丈夫ですわ。
お姉様が楽しんでいるため、十分情報が集まりましたわ。
ニーコもやるーっ、ですわ!! 一緒にやってくれないとやー、ですわ!!
もう、私には手がつけられませんですわ。
仕方がありません、乗りますわ。
もう、ずっと揺れっぱなしですわ。
何故、こうなってしまったのでしょう……。
きっと、お姉様に何かあったのですわ。
調べる必要がありますわ。
なるほど、お姉様は恋心が揺れたから、あんな変な人になってしまったのですね。
これは、本部に報告ですわ。
『公園で遊んでいたら、恋心が揺れておかしくなりました。』
あと、お姉様の動画も付けて本部に送信しましょう。
【背景画像】
広い公園(昼、夕方):みんちりえ様( https://min-chi.material.jp/ )
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