第32話 失敗を引きずっている人を引きずってみました
文字数 1,235文字
どうして私はこんなことをしてしまったのでしょう・・・
好きなラーメン屋のお皿を割ることなんて、よくありますわよ。
無いですわぁぁぁぁ・・・。
そんな人、見たことありませんわぁぁぁぁ・・・。
お姉様が怪我をしていないか、心配だったのでしょう。
何度もお店に来て、お金を落としてくれる客を嫌うわけ無いじゃないですか。
あと、私は皆に不快を与えてしまいましたわぁぁぁぁ・・・。
気にしますわぁぁぁぁ・・・。
配慮が足りないって言われてしまいましたわぁぁぁぁ・・・。
顔も見えない人間に、なぜそこまで配慮しなければいけないのですか。
別に、悪意があったわけじゃないでしょう。
次から気をつければいいじゃないですか。
気を付けても文句を言う人には、言わせておけばいいのですわ。
それでストレス発散になれば、お姉様は良いことをしていることになりますわ。
私は仕事を溜め過ぎて、2人で罰を食らってしまいましたわぁぁぁぁ・・・。
ニーコは悪くないのに、2人で1週間外出禁止になってしまいましたわぁぁぁぁ・・・。
ニーコは仕事をしていたのに、巻き込んでしまいましたわぁぁぁぁ・・・。
ごめんなさいですわぁぁぁぁ・・・。
私も、仕事なんて3割ぐらいしかしていませんでしたわ。
どのみち、私も怒られていましたわ。
いつまで失敗を引きずっているのですか。
かれこれ5時間は愚痴を聞いていますが、いつになったら立ち直るのですか。
まだ、駄目ですわぁ・・・。
もう、駄目ですわぁ・・・。
下らねぇことを引きずっている、その態度を反省しろよ。
このまま、お気に入りのラーメン屋まで引きずって行きましょう。
「引きずっている人を引きずったら気持ちが晴れた」と報告したいですわ。
【背景画像】
爽やかな草原 緑ゆたかな風景 フレーム:TAROTAROPUU様(illustAC様より)
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