泡詞

文字数 390文字

枕詞、歌詞、そして新たに泡詞が確立された。

泡詞が何かといえば、泡に寄り添う詞だ。わかり易い言葉は「ブクブク」。ブクブクはほぼ泡にしか使われない。太ってきた事を表しもするがそれも泡が膨らむ事から来ている。他には「もこもこ」。これも泡が膨らむ様子だ。お菓子の生地等にも使われるがこれも泡表現の延長だ。「パチン」や「プチン」などは「弾ける」という動詞がついた場合とされる。

要するにそれを聞いて「泡」だと認識できる言葉。それが「泡詞」だ。
短歌や俳句では泡詞を入れる事で泡がそこにあると解釈される。
「クラムボン」も泡詞として扱われるが、造語である為、泡詞協会では正式には認めていない。しかし、世間への浸透率の高さから黙認されている。

とはいえ、若い世代で泡詞は「何となく泡っぽい可愛い言葉」として浸透している。その為、日々新しい泡詞がSNS上で生まれては弾ける。泡だけに。

とっぴんぱらりのぷぅ
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